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【宮城県 松島町】新駅舎の利用開始から間もなく2周年!現在のJR松島海岸駅の姿 [浪打浜地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

宮城県松島町の浪打浜地区にある「JR松島海岸駅」は、今年(2023年)の11月15日で現在の新駅舎・ホームの利用開始から丸2年を迎える。それに伴い、この記事では改めて現在のJR松島海岸駅をご紹介していこう!

同駅は日本三景の1つ「松島」の玄関口として、国内外から訪れる多くの人々を出迎えているが、実は旧駅舎の頃はエレベーターが無く、階段で登り降りをしなければならなかった。そのため、当時スーツケースを抱えた旅行者は荷物を持ち上げて、階段を登り降りして改札口を通っていた(筆者体験談)。
だが現在の新駅舎は「エレベーター」が使用できるようになり、大荷物を抱えた方はもちろん、ベビーカーや車椅子などスムーズに駅構内を移動することが可能となった。またホームの幅もグンと広くなり、仮に混雑していた場合でもスペースに余裕があるので、安心して電車を待つことができる。
そして駅側のホーム(1番線)には松島湾を眺められる「展望スポット」が開設され、初めて松島を旅する方には嬉しいサプライズとなった。松島散策の前にまずは駅からの眺めを楽しんでもらい、気持ちを高めてから『さあ出発!』という流れが生まれるのは、とても素敵な構造だ。

なお、現在(2023年11月中旬時点)2番線ホーム側の端にある建物が工事中。パッと見ると、強風で屋根と壁が飛んだのかな!?と不安になってしまう姿なのだが、駅構内にしっかりと「改良工事中」のアナウンスが貼り出されているので安心して欲しい。工事期間は来年(2024年)2月頃までとされている。

▲ クールな色合いのロッカーもあるぞ!
▲ クールな色合いのロッカーもあるぞ!

旧駅舎時代には駅を出てすぐそばに小さな「KIOSK(キオスク)」があり、ちょっとしたパンや飲み物などを購入することはできたが、松島のお土産品などの販売はあまり目立っていなかった記憶がある(あくまでも筆者の記憶)。しかし、現在の新駅舎には1階切符売り場の隣に、しっかりと「おみやげ処 松島海岸」の看板を掲げたお店が開設された。木目調のあたたかな雰囲気の内装で、限られたスペースではあるが種類も豊富で、アルコール類から冷蔵物のかまぼこや牛タン、他にも地元松島町の特産物まで販売されている。
筆者のおすすめは、松島町の地域方が製造した食品類。以前の記事でご紹介した「たけのこ」や「塩麹」などは、実際に筆者が同店舗で購入し食べて美味しかったものだ(※現在は販売終了になっている場合も有り)。
また、旧駅舎にはなかった「2階」スペースが開設され、新駅舎がスタートした当時にはカフェ兼パン屋が入っていたが、惜しくも閉店となり現在は「休憩所」のスペースとなっている。休憩所内にはソファ席とカウンター席があり、カウンター席には有り難いことにコンセントも設置されているので、パソコンやスマートフォンの充電をすることが可能だ。加えて自動販売機の他に、豆から挽いてくれる紙カップ仕様の「珈琲マシン」が1台あるので、100円ちょっとで美味しい珈琲を飲みながら電車を待つことができる。窓からは松島湾も眺められるぞ!

今回は宮城県松島町の浪打浜地区にある「JR松島海岸駅」の新駅舎について、改めてご紹介してきた。もし地元の方で、まだ新駅舎を訪れていないという方は、ぜひ一度松島散策をしながら駅構内に立ち寄ってみてはいかがだだろうか?旧駅舎とはまた違った雰囲気を味わうことができるぞ。

名称:JR松島海岸駅(新駅舎)
住所:宮城県宮城郡松島町松島字浪打浜

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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