Yahoo!ニュース

【宮城県 松島町】島の奥に色の世界広がる!2023年紅葉見納めおすすめスポット [仙随地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

前回に引き続き、今年(2023年)の紅葉見納めにおすすめの場所をご紹介。意外とまだまだ残っている紅葉の見どころスポット。しかしながら日ごとに「葉」の状態も変化しているため、ぜひお出かけはお早めにどうぞ!(※記事は12月2日時点の内容です)

今回ご紹介するのは宮城県松島町の仙随地区にある「福浦島(ふくうらじま)」の紅葉。
福浦島は、季節ごとに様々な植物や野鳥に出会える場所で、植物園など人工的な設備の中で見るのとは違い、島の中で自由に生育しているものに触れ合えるので、新しい発見もあり学びが多い。一見、福浦島を外から眺めると松の木に覆われているので、紅葉する木々が無いように思えるのだが、実は中に入ってみると大きな紅葉(もみじ)の木など、しっかりと紅葉を楽しめる箇所が存在する。

島内の紅葉見どころスポットは大きく2箇所あり、1つは島の入口から徒歩5分ほどの「福浦島茶屋(休憩所)」の裏手と、2つ目は島のやや奥地にある「四阿(あずまや)」だ。

まず、福浦島茶屋(休憩所)の裏手側にある紅葉についてだが、島の入口から道なりに歩いていくと間もなく茶屋の建物が目の前に見えてくるので、その手前で止まろう。すると左側には坂道があり、そこを下った場所が紅葉スポットだ。すでに坂道を下る前から周辺は真っ赤に色づいているのがわかる。

目の前には、背の高い紅葉(もみじ)たちが勢揃い。そして坂道の地面には無数の落ち葉が折り重なるように積まれていて、歩くだびに『シャリ!パリッ!』と音が鳴り響く。上の木々に夢中になりすぎて滑らないように注意して歩こう!

木の下から眺めると、こっくりとした濃い赤色が空に映えてとても綺麗なのだ。ちなみに写真中央に見える建物が福浦島茶屋(休憩所)の背中だ。建物の裏側とはいえ周囲の紅葉の眩しいくらいの鮮やかさに、暫しうっとりしてしまう場所だ。

そして次は、島のやや奥地にある「四阿(あずまや)」の紅葉。先ほどの茶屋から更に奥へと進んだ先に存在する(ほとんど島の先端のような位置)。そのため少し歩くことになるのだが、ぜひ島を訪れた際には見て欲しい『どどーん』と、筆者が太鼓判を押す場所だ。紅葉の範囲は前述の茶屋の裏側よりも広範囲で、迫力もあり非常に幻想的な空間が完成されている。

目的地の四阿(あずまや)に到着する手前から、すでに地面を覆う落ち葉もほんのり赤く、周辺はふんわりとした暖色の世界に包まれているのだ。

奥に四阿(あずまや)が見えてくると、上空にはやわらかな赤色に黄色そして緑色が折り重なった景色が広がり、赤一色とは違った色の世界を楽しむことができる。撮影時には海外から訪れた旅行者たちが、驚きの表情をしながらこの場所で記念撮影する姿を多く見かけた。

晴天だったこともあり、太陽の光を浴びたそれぞれの葉は光り輝いて見え、自然のステンドグラスのようにも思えるほど一面が美しい世界なのだ。

上を見上げると、こんな具合!(カメラ好きな方、どうかこの場所を見逃さないで!)

奥の四阿(あずまや)からは松島湾の絶景も楽しむことができるので、紅葉を堪能した後は海景色も併せてぜひ素敵な時間を過ごしてほしい。
今回は宮城県松島町の仙随地区にある「福浦島(ふくうらじま)」の紅葉をご紹介してきた。土日は大変混み合うため、可能であれば平日の晴れた日に訪れるのがベスト。また、気温が徐々に下がってきているので、福浦島茶屋の美味しい甘酒であたたまりながら散策するのがおすすめだぞ。さあ、みんなで今年の紅葉の見納めに出かけよう!想像以上に美しい世界だぞ。

名称:福浦島(ふくうらじま)
住所:宮城県宮城郡松島町松島仙随39-1

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

Molly Chibaの最近の記事