前田利家公初陣之像（あおなみ線荒子駅前）

荒子は戦国武将・前田利家の生誕の地といわれていて、ゆかりの名所をめぐる散策コース犬千代ルートがあります。犬千代は利家の幼名です。利家は後に金沢城を築いた武将としても知られています。
あおなみ線荒子駅前には前田利家公初陣之像があり、その傍らには金沢の梅の木が植樹されていて、犬千代ルートのスタート地点。コースの路面にはわかりやすいように梅の花のサインが記されています。

荒子観音寺

犬千代ルートは約6Kmの散策コース。今回はそのコースの初陣之像の次のゆかりの地である荒子観音寺をご紹介。荒子観音寺の本堂は、かつて利家が再建したことのある寺だそうです。

荒子観音は尾張四観音（荒子観音寺、龍泉寺、甚目寺観音、笠寺観音）の内のひとつで、毎年、節分には豆まきが行われにぎわいます。2021年2月は新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止になってしまいました。2021年12月に訪れた際は2022年2月の節分は開催予定の掲示がありました。開催できるよう願います。

多宝塔

荒子観音寺の境内にある多宝塔は国の重要文化財に指定されています。

多宝塔には円空上人が作った円空仏が1250体も所蔵されていて、普段は見ることができませんが月に一度だけ、第二土曜に公開されます。

犬千代ルートHPの中の公式動画「利家が行く！犬千代ルート」では先日投稿しました洋菓子フィレンツェで販売している荒子のあらこシューも紹介されています。
名古屋おもてなし武将隊の前田利家が美味しそうにあらこシューを食べていますよ。

もち観

荒子観音寺のおとなりには和菓子の「もち観」があり、利家にちなんだ利家の里、また多宝塔にちなんだ多宝という和菓子も販売されています。おみやげにどうでしょうか？

犬千代ルートの案内マップはあおなみ線荒子駅、地下鉄高畑駅、名古屋観光案所などに置いてあります。
歴史に興味のある方や武将好きな方もそうでない方も、機会あれば荒子観音寺を訪れてみてはいかがでしょうか？