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【名古屋市+周辺】ひな祭りにはおこしものを食べます

nagoなご美ライター(名古屋市)

米粉を練って作るおこしもの(おしもん)

おこしもの(おこしもん)
おこしもの(おこしもん)

名古屋市内の一部地域及びその周辺(愛知県)では、ひな祭りに「おこしもの(おしもん)」を食べる風習があります。名古屋市民の誰もがというわけではありませんが、たいていひな祭り前には、市内のスーパーマーケットやデパートの食品売り場で販売されます。昔は家庭で作っていたようです。今現在も家庭で作っている人もいますが、お店で購入している人が多いと思われます。

木型を使って形を作っています

(AC-PHOTOより)
(AC-PHOTOより)

米粉をお湯で練ったものを木型に押し付けて形をつくり、蒸し器で蒸します。そして食紅で色を付けます。味は無いので、軽く焼いてから醤油や砂糖醤油を付けて食べるのが一般的。

おしもん、おこしもん,おこしもち、おこしもん・・・などの呼び方があります。
素朴な味で、みたらし団子に似た風味、食感です。名古屋およびその周辺のご当地ものですね。

木型の形には鯛やひな人形、梅の花や鳥などいろいろあります。価格は一つ3000円前後ぐらいから1万円ほどするものもあるようです。

スーパーマーケットなどで販売するおこしもちそのものは1パック3~5枚入って400~500円ほどです。筆者は、毎年スーパーまたはデパートで購入して食べています。

皆さんはいかがでしょうか?

そしてひな祭りが近いということで、もう一つ話題を。

雛人形の並び、左右どっち?

(nagoなご美撮影)
(nagoなご美撮影)

雛人形を飾るのに、お内裏様(男雛と女雛)を並べる位置の左右について。
結論から言いますとどちらが必ず正しいということはなく、自由のようです。
ただし、地域による風習的なものがあり、向かって左側にお内裏様(男雛)で右側にお雛様(女雛)を飾るのが関東雛。全国的にこの関東雛が圧倒的に多いそうです。
その反対で、向かって左側にお雛様(女雛)、右側にお内裏様(男雛)を飾るのは京雛。

京雛は、日本の古式の飾り方で、古き日本では左上位であったことからきています。
どちらにしても並び方よりも、ひな祭りは女の子の成長や幸せを願うイベントなのでそちらに重きを置いた方がより楽しく過ごせるかと感じますね。

皆様もどうぞ楽しいひな祭りを。

ライター(名古屋市)

名古屋で働きながら名古屋を楽しんでいるなご美です。美味しい楽しい情報を発信しつつ皆様と共有できたらうれしいです。

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