【東広島市】平岩地区の歴史・文化が展示・解説されています!
東広島市内の西条町と八本松町にまたがる平岩地区の歴史・文化が、地区内の「平岩地域センター」で行われています。先日の中国新聞報道によりますと、1カ月半ごとに展示内容を入れ替え、今後5年間続けるとのことです。
現在は、地区内にあるお地蔵さん(ショージ寺家駅前店の近く)にまつわる由来について解説しています。
約200年前。住民はキツネによる災難に困っていました。災難を除けるために、羅漢山(東広島市内の山)から石を取ってきて彫ってお地蔵さんにしました。しかしお地蔵さんは、(住民が眠っている時の)夢の中に現れて「羅漢山に返してくれ」と訴えます。困った住民たちは寺家地区の正福寺の和尚さんに頼みます。和尚さんがお地蔵さんにお祈りをすると、お地蔵さんは静かになって鎮座していったそうです。
昭和時代には「地蔵まつり」が開かれたそうです。なかなか治らない子供の病気が、お地蔵さんにお祈りするとすぐ治ったので、そのお礼のための祭りでした。今は祭りは行われていませんが、無病息災、交通安全などでお参りする人が絶えないそうです。
展示コーナーの横には、訪問者から寄せられた質問とその回答を載せたコーナーもありました。地名「寺家」の由来は「お寺が多いこと」だそうです。「米満」(よねみつ)の由来は…。昔その米満地区は大きな池でしたが、その池が干上がり、池にたまっていた養分が多く残っていて、跡地にできた田んぼからお米が「満ちる」ほどにたくさん取れたから、ということなのだそうです!地名の由来を探るのは面白いですね。
地域センターの近くで、ショージから道路を挟んだ真向いには、お地蔵さんが静かに鎮座していました。
平岩の歴史・文化紹介の展示
会場:平岩地域センター
所在地:広島県東広島市西条町寺家520-12
開館時間:8:30~17:30頃
休館日:日曜(行事がある日は開館)、及び祝日
電話番号:082-422-4930