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【東広島市】牧場で動物たちを触って愛でて、そして草原を眺めながらのランチ!

中本祥二地域発信ライター(東広島市・三原市)

東広島市の旧豊栄町地区(中国山地の懐深い町)で約70年の伝統を持つ牧場「トムミルクファーム」にお伺いしました。西条地区から国道375号線を北上し、豊栄市街地に入る手前で左折して細い道路伝いに進んで行きます(途中の小さな看板が目印です)。

草原の奥。山をバックにした落ち着いたロケーションの中に、ショップと牛舎が建っています。取材日は生憎の雨天でしたが、よくわかる大きな建物でした。

ショップの外観です(手前の牛はモニュメントです)。

ショップの右隣に牧場がありまして、200頭以上の乳牛を始めとする多種多様な動物が飼育されています(入場無料です)。ロバに羊、ヤギ、うさぎ。直接触れることもできますので、お客さんはとても楽しそうにしていました。※今月上旬までブタもいましたが、高齢のため(人間の100歳に相当!)、今は一般開放されない舎にいるそうです。

ロバの目が人懐っこいです。

ヤギがとても元気!お客さんがあげるエサに懸命に食らい付いていました。(写真下部に表示の通り、「アピールがはげしいけどびっくりしないでね」とのことです。)

なお、エサはうさぎ小屋の隣にあるガチャガチャ機で購入できます。1個100円。機械左側に小型スコップが常備されています。ヤギに指を噛まれるのが怖い人は、スコップを使ってエサをあげてみるといいと思います。

牧場の隣のショップでは、食事の他にジェラートなどを味わえます。入口を入ってすぐ左側の券売機で食券を購入し、それをカウンターに持っていって注文しました。ジビエカレー(税込900円)を選びました。

まろやかでコクのあるルーに、ジビエ肉の滋味が良い具合にマッチしていました。「ジビエ」は多種多様な鳥獣の肉を指しますが、このカレーのジビエはシカの肉だそうです。ジビエ特有の臭みは取れていてあっさりしたお肉でした。値段もお手頃ですし、ぜひいかがでしょうか。

食後には店内ショーケースで販売のトムみるく(税込150円)をいただきました。低温殺菌牛乳で、成分無調整。新鮮であっさりした味わいでした!

トムミルクファーム様からのご提供で、生クリーム入りブラックコーヒーと米粉クッキーをいただきました。甘くてふんわりした美味しいクッキーは、(株)サタケ(東広島市に本社を置く総合食品企業)の「GABAライス」から造られたグルテンフリーなお菓子です。

ショップのテラス席から眺めた風景です。草原の向こうに石州瓦(赤い瓦)の民家と山が見えていて、中国山地の牧歌的な雰囲気を楽しめます。

乳牛飼育を通じて地域の持続を目指し、農村景観の保全につなげているトムミルクファームさん。資源循環型社会と中国山地の活性化を目指す取り組みに胸が熱くなります。

普段なかなか直接には見られない動物たちを目の前にして、しかも触ることができるのは貴重な経験だと思います。カメラを向ける私に対してちょっと静止して凝視するシーンが可愛くもありました。

そしてショップで、動物からの恵みで造られたグルメを味わってみてはいかがでしょうか。ホームページからの通信販売も行っています。

トムミルクファーム

広島県東広島市豊栄町乃美1083-5
営業時間:ショップ営業は10:00~17:00(お食事は平日11:00~14:00・土日祝11:00~14:30に提供)。牧場見学は10:00~16:30。※季節により変わります
定休日:火曜日、水曜日(祝日の場合は営業)
電話番号:082-420-3323
お店のホームページ

地域発信ライター(東広島市・三原市)

【東広島・三原のお役立ち情報を発信します】1982年、広島県廿日市市生まれ。2006年以来、東広島市に居住しております。フリーライター、自治会会員等幅広く活動しております。日本経済新聞コラム「私見卓見」や無印良品Webマガジンに寄稿致しました。東広島・三原の良いお話を自らの「足」で知り、文章と写真で記録して発信してまいります。宜しくお願い申し上げます。 ※日経新聞以外に以下新聞の投稿欄に掲載いただけました。中国新聞、北海道新聞、徳島新聞、熊本日日新聞、人吉新聞 ※安芸太田町のNPO法人賛助会員・島根県邑南町の地域おこし団体会員・世羅町と長野県の広島東洋カープファンサークル会員。

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