東広島市の黒瀬町の名産・黒瀬牛（商標登録済み）。飼育から販売までを一貫して担う(有)黒瀬拡商店さんが経営する焼肉店・「焼肉くろせ」さんにお伺いしました。

お店の外観です。黒瀬市街地中心部の国道３７５号線沿いにあります。

輝かしい看板が目を引きます。

昔ながらの情緒あふれる店内風景です。テーブル席とお座敷席があります。

社長さんに質問をさせていただき、そしてたくさんのお話をいただきました。会社創業は１９７８（昭和５３）年で、４５年の歴史を誇ります。社長さんは先代さんから高校３年生で後を継がれて４０年以上とのことで、その地道な奮闘に脱帽の思いです。様々な苦労があったそうですが、特に大きかったのは新型コロナ禍。お店が陥った苦境を乗り越えられたのは、お店を守りたいと足を運んでくださったお客さんのおかげ、と力説されていたことが印象的でした。

会社は牧場と精肉店、今回訪問の「焼肉くろせ」、ラーメン店と展開しています。牧場では黒瀬町の農家から集めた稲わらを飼料にして牛を育て、そして逆に牧場から出た堆肥を農家に提供することで、町内における循環型農業を実現させています。

メニューは焼肉定食の他に丼物（カルビー丼、豚バラ丼、かつ丼など）や揚げ物などのラインナップです。牛ハラミ焼肉定食（税込１３２０円）を注文しました。※黒瀬牛ではなく他の国産牛です。

やって来ました、定食メニュー。焼肉や野菜の他にライス、煮豆、漬物の小鉢、味噌汁と豊富です。

テーブル中央のコンロで点けられた火が勢いよく燃え上がります。炙って食べました。直火焼きならではの香ばしさがあります！繊細な味で、柔らかな食感でした。

ライスはアルカリイオン水で炊いた東広島産こしひかりです。瑞々しくて甘い味でした。

社長さんとスタッフさんにはお忙しいところ丁寧にしていただいて、ありがとうございました。商工会議所会長を務め、町内外の行事に活発に出店されて（参照：昨年７月１６日の記事）、日々奮闘する社長さんの、地域活性化に懸ける思いを深く感じ取りました。明るく元気なスタッフさん達にもその思いはきっと伝わっていると思います。