※写真は２枚とも昨年開催分の撮影です。

２０２４年が明けて１ヵ月が経とうとしています。社会のお正月モードはもう終わりまして、今週末は市内各地でとんどが開催されることと思います。

「とんど」は、門松や書き初めを焼く日本伝統行事「左義長」の、広島地区での名称です。都市化に伴って廃れつつあったものの、近年は復活傾向にあります。とはいえ団地の中に位置する小学校での開催は、炎から飛び散る灰がベランダの洗濯物に付く等の事が起きますので、周辺の住民の方々からの完全な賛同を得ているわけではありません。それでも、伝統の復活や子どもたちへの思い出作りのためにしっかり話し合い等をして開催を実現させていまして、関係者の皆様の尽力には頭が下がります。

市内西条中央地区の市立三ツ城小学校のグラウンドに於いても、明日２８日（日曜）の午前１０時より開催されます。竹や笹で作られた大きなやぐらが着火されて燃えていき、子どもたちの書き初めも一緒に焼かれます。そしてお餅が焼かれて振る舞われます。書き初めを焼くことで字が上手になり、お餅を食べることで元気に過ごせると言われています。子どもたちや保護者様だけでなく、周辺の住民など一般の人も参加可能です。皆様、是非ともお越しくださいませ。日本の伝統を存分に楽しめます！

※雨天中止ですが、少雨・雪決行です。

（了）

文・写真　中本祥二