以前に訪問しました三原市の離島の佐木島のすぐ近くには、小佐木島があります。本日訪問いたしました！

三原港より出港する瀬戸田行きの船が、小佐木港を経由します。船内の運転室は板張りでレトロで、第二次世界大戦前に製造の歴史的な路面電車を彷彿させます。

デッキの席に座ると、間近に迫っている海面からの激しいしぶきを眺められてスリル感満載です。（甲板員さんに、じっと席に座ってウロウロしないように指示されました。海に落下してはいけないので、致し方ないですね。）

海に到着しまして、島内の道を歩きました。２０軒ほどの民家が並び建っていますが、のどかな雰囲気が広がっていました。（旧造船所と記された看板を見つけました。）

砂浜がとても奇麗です！夏は海水浴を楽しめそうです。

港を中心に島内を一周する道を歩くと、海の風景が変化に富み、いろいろな表情を見せています。まるで島根県や兵庫県北部の日本海沿いを思わせるような、絶壁の風景も広がっていました。

港に戻ると、近くの民家の敷地内に、咲いている桜の木を確認しました。もうすぐあちこちで満開になるのではないか、と思います。

港の待合室で空き時間を過ごした後に、再び船に乗って三原港に戻りました。島内の家々に郵便物を届けたとおぼしき郵便局員さんが、他の島民さんや甲板員さんと親しくしていることが印象的でした。

気さくな郵便局員さんによりますと、東京から島に訪れる観光客がいるそうです。東京２３区とは全く違う風景は、都会の方々には大変に新鮮に映るのだと思います。

（了）

文・写真　中本祥二