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「おしゃぶりは悪ではない」上手に使えば実はメリットが多い育児グッズ!

なっぴせんせい保育士ママ

こんにちは!保育士ママの「なっぴせんせい」です。

新生児〜2歳児の入所施設で夜勤を経験し、現在は児童の発達支援に携わっています。初めての子育てをテーマに発信しています。

今回は、ママさんからよく聞かれる「おしゃぶり」についてです。

赤ちゃんグッズの中でも意見が分かれる“おしゃぶり”ですが、メリットやデメリット、おしゃぶりとの上手な付き合い方を紹介します。

おしゃぶり用意した方がいい? 

今は様々な形状のおしゃぶりがありますよね。出産前に用意する必要はなく、赤ちゃんが産まれて「なかなか寝付いてくれない」「ミルクが飲み足りなくてグズつきがある」など、口寂しい時が出てきてからの購入で良いと思います。

赤ちゃんによっては、おしゃぶりを好まない場合もあります。せっかく可愛いおしゃぶり買ったのに、1度加えてお蔵入りするのは勿体無いですよね。今は100均にも売っていますので、まずは試してみるのも良いかもしれません。

おしゃぶりのメリット

・気持ちを落ち着かせることができる

・哺乳力が弱い場合、口周りの筋肉が鍛えられる

・SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防になる

・落ち着いて過ごして欲しい環境の時(病院の待合室や交通機関の時など)ママやパパの気持ちが楽になる

・飛行機での気圧の変化の時の耳抜きになる

・哺乳瓶拒否を軽減できる

おしゃぶりのデメリット

・癖になりやすいく、辞めさせづらい

・長い期間使用していると、歯並びや噛み合わせの影響が出る

・中耳炎になった時に治りにくくなる可能性がある

・発語の機会が減ってしまう

おしゃぶりとの付き合い方

・一日中使用しない

気持ちが落ち着いている時は外しましょう。気持ちが落ち着いている時も使用し続けると、おしゃぶりがないと不安な気持ちになる可能性があります。

・泣いているからとすぐに使わない

泣いたからといって、すぐにおしゃぶりさせてしまうと、赤ちゃん自身が訴える気持ちを閉ざしてしまう可能性があります。おしゃぶりがあれば何でも安心するとなってしまうと、依存性が強くなりやすいです。また泣いている原因を模索することで赤ちゃんとのコミュニケーションが取れるので、おしゃぶりは最終手段の時に使いましょう。

・夜間帯に外れる度に目覚めたら、なるべく使用せずに入眠を促す

 外れるたびに目覚めるようになると、依存度が高くなってきています。泣くことなく、静かに目覚めるくらいであれば、与えずに寝かしつけしましょう。

・2歳頃には卒業する

歯並びの影響が出てくる可能性があります。おしゃぶり以外で気持ちを落ち着かせる方法を少しずつ見つけていきましょう。

気をつけること

・おしゃぶりにつける飾りに気をつける

紐や飾りで顔まわりの怪我に繋がったり、首を絞めてしまう可能性があります。落下防止で飾りを使用する際は、目を離さないように注意しましょう。

・消毒と破損に気をつける

こまめに消毒をし、清潔なものを与えましょう。また赤ちゃんは歯が生えていなくても噛む力は強いので、亀裂が入り破損することがあります。定期的に確認し、誤飲に気をつけましょう。

おしゃぶりには賛否両論意見がありますが、パパやママの気持ちが少しでも軽くなるのであれば、使用するのは良いと思います。おしゃぶり自体は悪いものではありませんし、使い方に気をつけて、上手く取り入れていきましょう。

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保育士ママ

主に乳児を専門に保育経験10年目。2020年4月に長女を出産をした一児の母。現在はフルタイム正社員のワーママ。子育ての悩みに役立つ内容や、まさかの時に対応できる情報を発信中。

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