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【川崎市麻生区】思い出の人形に感謝して御霊を慰める「人形浄火和め祭」が琴平神社で執り行われます

ねこさとPライター&エディター/ロコっち新百合ヶ丘編集長(川崎市)

長年大切にしてきた人形やぬいぐるみなど、自分で処分するには忍びないものってありますよね。

そんな人形の御霊を慰めるお祭り「人形浄火和め祭」が、麻生区の琴平神社にて毎年3月7日に執り行われています。

「人形浄火和め祭」が近づいた2月下旬現在は、琴平神社の駐車場に設置された祭壇に人形が美しく並べられ、人形の持ち主だけでなく、神社を訪れた方が人形へ思いを馳せる時間に。

私自身も子どもが小さい頃に集めたぬいぐるみを社務所(神社の事務処理や管理を行う場所)へお持ちし、お焚き上げをしていただく手続きをしましたので、今回は、その「人形浄火和め祭」に向けた段取りをご紹介したいと思います。

駐車場内に設置された祭壇に美しく並べられた人形たち
駐車場内に設置された祭壇に美しく並べられた人形たち

琴平神社「人形浄火和め祭」とは

古い人形に感謝し、御霊を慰めるお祭りのことで、毎年3月7日に執り行われているそうです。

持参した人形は社務所へ

持参した人形は社務所へ持って行きます。ただし、ケースやひな壇、付属の飾りなどは預かってもらえないのでご注意を。古札納所にも人形を入れないで下さいとのことです。

人形の持参時期は?

いつでも預かりは可能だそうですが、なるべく2月後半などお祭り近くの日に持って行くのが良いでしょう。また、郵送での受付は一切行っていないそうです。

雛人形や五月人形がほとんどですが、中には羽子板や、こけし、海外の人形も
雛人形や五月人形がほとんどですが、中には羽子板や、こけし、海外の人形も

人形をお持ちした際は…

神社に参拝したあと、持参した人形を社務所にお渡しします。

私の場合は、巫女さんが用意してくださったカゴにぬいぐるみを入れてお渡しし、住所や氏名などを書類に記入、初穂料(お清め料)を納めて終了しました。

この後、3月7日の「人形浄火和め祭」では、人形を並べた祭壇にお供え物をし、祝詞を奏上して人形の御霊を慰めていただきます。

ちなみに、お焚き上げは、後日、整備の整った焼却施設で行うとのこと。

子どもの成長を見守ってくれた我が家の大切なぬいぐるみも、こちらに納めることで、より感謝の気持ちをお伝えすることが出来たと思います。

役目を終えた人形やぬいぐるみがお家に眠っている皆さんも、人形浄火を考えてみてみてはいかがでしょうか?

過去の「人形浄火和め祭」の様子は『琴平神社「人形浄火和め祭」が行われました』(ロコっち新百合ヶ丘より)を、ご参照ください。

琴平神社
川崎市麻生区王禅寺東5-46-15
「人形和め祭」…2024年3月7日(木)15:00〜
琴平神社ホームページ

ライター&エディター/ロコっち新百合ヶ丘編集長(川崎市)

編集プロダクションを経て、フリーのライター&エディターとして活動。エンタメ系雑誌での執筆のほか、地域ポータルサイト「ロコっち新百合ヶ丘」の編集長を務める。最近では地元のクリエイターと共に結成した「TEAM MANTIS」(MANTIS=新百合ヶ丘を象徴するカマキリ像から命名)として映像制作をスタート。プライベートでは二児の母。ねこ好き、テクノ好き。DJ検定4級。

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