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【危険も?!】夏に向けて気をつけたい「寝る時の赤ちゃんの服装」

ねんねママ(和氣春花)乳幼児睡眠コンサルタント

早いもので今年ももうゴールデンウィーク、だんだんと気温が上がってきましたね。

外が暑くなってくると気になるのが赤ちゃんの服装。

「エアコンは体に悪いからかけないほうがいいのかな?」

「夏でも冷えないようにお布団をかけてあげたほうがいいのかな?」

と疑問をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんね。

この記事では『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』著者の乳幼児睡眠コンサルタントねんねママが、暑くなってきた季節に適切な赤ちゃんのパジャマと注意点を解説していきます。

赤ちゃんは暑がりのため服装に注意

夏とはいえ気になってしまうのが寝冷え。エアコンをかけたり薄着で寝かせたりするのは、風邪を引く原因になるのではないか?と気になっている方も多いのではないでしょうか。

もちろん、エアコンガンガンの部屋で薄着で寝たらそれは風邪の原因になります。

一方で注意したいのが、暑すぎて眠れない要因になったりリスクを増やしたりしてしまうこと。

赤ちゃんは大人よりも暑がり。体温調節機能が未熟なので、部屋や布団の中の温度が上がるとつられて体温も上がってしまいます。

暑いと大人同様に寝づらくなるだけでなく、過度な体温上昇は乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクになるとも言われています。

適切な室温と服装

春ごろの適切な室温の目安は20〜22度、夏の暑い日なら25〜27度程度です。

<服装の目安>
◎20度程度
肌着+長袖ロンパース (パジャマ)+ガーゼのスリーパー

◎25度程度
袖なし肌着+半袖ロンパース(パジャマ)+薄手のガーゼスリーパー

30度を超えるような暑い夜に「エアコンは体に悪いから」と使わないようにしてしまうと、反対に健康や安眠を損ねるリスクを上げることになってしまいます。

季節や室温ごとの適切な服装についてYouTubeでは詳しく解説しています。

掛け布団は不要

寝る時は布団をかけるものと思って赤ちゃんにも毛布や布団をかけているご家庭もあるかと思いますが、0歳の赤ちゃんに毛布や掛け布団は不要です。

柔らかいものが寝床にあることによって、それが鼻や口を塞ぎ窒息のリスクになってしまうからです。

布団がないと寒くないか心配な方は、先ほどご紹介したスリーパーや袋状になっているスリーピングバックを使いましょう。

スリーパーは月齢が高くなっても使い続けられるものが多く、安全に長く活用することができます。

新生児から生後3ヶ月ぐらいまでの寝返り前の赤ちゃんは、おくるみで包んであげると安心してよく眠ってくれるのでオススメですよ。

乳幼児睡眠コンサルタント ねんねママ

WEB / YouTube / Instagram

乳幼児睡眠コンサルタント

乳幼児睡眠コンサルタント。株式会社mominess代表。自身が夜泣きに悩んだ経験から国内外の乳幼児睡眠に関する資格を取得。0〜3歳モンテッソーリ教師資格保持。YouTube「寝かしつけ専門学校ねんねママチャンネル」やInstagramなどで発信を続け、2023年現在、SNSの総フォロワーは18万人超。運営する「寝かしつけ強化クラス」では月間200問以上の睡眠に関する質問回答を行っている。著書に『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』『〇✕ですぐわかる!ねんねのお悩み消えちゃう本』がある。

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