【着せすぎ注意】暑い日に赤ちゃんに何着せる?寝る時の室温と服装の目安
気温が上がり、半袖でも暑さを感じる日が増えてきました。
夏の季節になると気になるのが熱中症。一方でエアコンによる冷えも気になりますよね。
大事な赤ちゃんにどのくらい着せてあげればいいのか?エアコンは使っても良いのか?気になっている方は多いかと思います。
この記事では累計1,000人以上のねんね相談を受けてきた『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』著者の乳幼児睡眠コンサルタントねんねママが、そんな暑い日に赤ちゃんを寝かせる時に着せる服装例を解説していきます。
2歳までは特に暑さに要注意
エアコンは体に悪影響?と思って、お子さんのいる部屋での使用を控えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お子さん、特に2歳以下の子にとって暑さは大敵。場合によっては冷えよりも心配しなくてはならないことなのです。
赤ちゃんの頃は上手に体温調節ができません。その体温調節ができるようになってくるのが2歳ごろが目安となります。
それまでは室温が高かったり、布団にくるまって温められたりしていると、周りの温度と一緒になって体温が上がってしまい、過度な体温上昇(乳幼児突然死症候群のリスクにもなります)を招いてしまう危険性があるのです。
大人が「暑いな」と思うようならぜひエアコンなど冷房設備を活用して、お部屋を快適に保ってあげることは、お子さんを守るためにとても重要なことです。
室温の目安
お子さんが過ごしやすい室温の目安は20〜22度とされていますが、夏の暑い日にそこまで下げてしまうと外気との温度差が出過ぎてしまいます。
エアコンの設定温度としては25〜27度を目安にしていただき、大人がちょっと涼しすぎる?くらいの室温を保ってあげるのがおすすめです。
ちなみに室温だけでなく、湿度も重要な要素の1つ。過ごしやすい湿度の目安は40〜60%。夏は蒸し蒸しして湿度が高くなりがちなので、もしも60%以上になっているようならドライ機能などで湿度を下げるようにしましょう。
室温別 服装の例
では具体的にどんなものを着せて寝かせれば良いのでしょうか?
室温別に服装の例を出してみます。下記はあくまで一例ですので、その通りに着せなくてはいけないというものではありません。ご家庭の状況やお子さんの様子によって調節してください。
室温23-25度
半袖パジャマ(もしくはコンビ肌着) + 薄手のスリーパー
室温26-27度
半袖パジャマ(もしくはコンビ肌着)のみ
これらはすべて掛け布団なしを想定しています。0歳児には掛け布団は窒息のリスクがあり、使用しないでいただきたいためです。
その代わりにスリーパー(着るお布団)を取り入れています。※26度以上の場合は暑いため不要です。
薄手や厚手など素材感については、下記の動画で実物の生地をお見せしながら解説しているので参考にしてみてください。
もちろん冷えすぎも風邪などにつながりますが、冷えを気にするあまり過度な体温上昇を招くことがないようにご注意の上、服装を選んでくださいね。
乳幼児睡眠コンサルタント ねんねママ
夜泣きや寝かしつけにお困りの方へ★200名以上在籍!乳幼児睡眠のプロに質問ができる「寝かしつけ強化クラス」も運営中♪
著書『すぐ寝る、よく寝る赤ちゃんの本』では、抱っこで寝かしつけのクセをとる方法の他に、授乳で寝かしつけのクセをとる方法、ママやパパをさわりながら寝るクセをとる方法、具体的なねんねトレーニング方法などを具体的に解説しています。困った時の「こんなときどうする?Q&A」や「寝かしつけのよくある疑問100問100答」も収録。