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【専門家解説】室温別でわかる!0ヶ月からの秋冬ベビーパジャマの選び方

ねんねママ(和氣春花)乳幼児睡眠コンサルタント

皆さんは

●赤ちゃんの発育に合った夜の服装がわからない
●室温に合わせた赤ちゃんのパジャマが知りたい
●着せすぎも良くないらしいから具体的な着せ方が知りたい

など、肌寒くなってきて赤ちゃんの夜の服装にお困りではありませんか?

この記事では累計1,300人以上のねんね相談を受けてきた『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』著者の乳幼児睡眠コンサルタントねんねママが、室温や赤ちゃんの発育に合わせたベビーパジャマの選び方を解説しています。

【室温22度】秋のベビーパジャマの選び方

まずは外で長袖を着せるようになった頃、室温22度程度のパジャマの選び方を紹介します。

・0~3ヵ月頃 ねんね期の赤ちゃん には、

【例】肌着+おくるみ

寝返り前の時期はおくるみ(ジップアップで着せるタイプを含む)を活用していただくのがおすすめです。

※掛け布団は窒息リスクになるため、使用しません。

また

・おくるみは着ない赤ちゃん

・寝返りしはじめておくるみを卒業した赤ちゃん には、

【例】肌着+長袖ロンパース

・セパレート服を着ている赤ちゃん には、

【例】・肌着+薄手の長袖パジャマ 

   ・薄手の長袖パジャマ+スリーパー をおすすめします。

パジャマを長袖にする場合、秋口は薄手のものを選びましょう。

【室温18-20度】冬のベビーパジャマの選び方

次に室温18-20度程度のパジャマの選び方を紹介します。

寒さが厳しくなると室内も冷え込んできますが、18-20度程度にしてあげると過ごしやすくなります。

・0~3ヵ月頃の赤ちゃん には、

【例】肌着+長袖ロンパース+おくるみ

・おくるみやスワドルなどは着ない赤ちゃん

・寝返りしはじめておくるみを卒業した赤ちゃん には、

【例】肌着+長袖ロンパース+スリーパー

・セパレート服を着ている赤ちゃん には、

【例】肌着+長袖パジャマ+スリーパー がおすすめです。

スリーパーは長く使えるので持っておくと便利です。

布団は窒息のリスクもありますし、赤ちゃんは寝相が悪いのでかけてもはいでしまいます。

その点スリーパーは着るお布団なので脱げる心配がなく、睡眠環境としても安全です。

赤ちゃんの温めすぎが駄目と言われる理由

寒くなってくると乳幼児突然死症候群の発生率が上がります。

乳幼児突然死症候群の原因は明らかにはなっていませんが、そのリスクの1つが温めすぎによる過度の体温上昇だと言われています。

「寒いだろう」「風邪をひいたら大変」と厚手の毛布をかけたり、モコモコになるほどたくさん着せたりすることはそういったリスクに繋がりますのでご注意ください。

乳幼児突然死症候群については、動画でお二人の小児科の先生をお招きしてリスクと対策についてお話をしていますのでぜひご覧ください。

乳幼児睡眠コンサルタント

乳幼児睡眠コンサルタント。株式会社mominess代表。自身が夜泣きに悩んだ経験から国内外の乳幼児睡眠に関する資格を取得。0〜3歳モンテッソーリ教師資格保持。YouTube「寝かしつけ専門学校ねんねママチャンネル」やInstagramなどで発信を続け、2023年現在、SNSの総フォロワーは18万人超。運営する「寝かしつけ強化クラス」では月間200問以上の睡眠に関する質問回答を行っている。著書に『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』『〇✕ですぐわかる!ねんねのお悩み消えちゃう本』がある。

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