赤ちゃんの突然の夜泣きは「歯」が原因かも?歯ぐずりのサインと対策を解説
育児をされている中で、
「突然夜泣きをするようになった」
「夜泣き対策は色々しているのに改善しない」
「今までなかったグズりがある」
ということはありませんか?
そんなとき、お口の中をみてみて、ひょこっと新しい歯が顔を出していたら…その夜泣きはもしかすると歯ぐずりが原因かもしれません。
夜泣きの原因は様々ですが、理由のひとつに歯ぐずりがあるのです。
この記事では歯ぐずりで夜泣きしてしまうというときのアイデアを、乳幼児睡眠コンサルタントねんねママの最新著書『ねんねのお悩み、消えちゃう本』からご紹介します。
1.赤ちゃんの歯ぐずりサイン
生後4~6ヶ月頃に早いお子さんは前歯が生えてきますので、その頃から歯ぐずりする子が徐々に増えてきます。
また奥歯が生えてくる頃にもむず痒くなってグズったり夜泣きする子が出てきます。
しかし、歯が生えるタイミングは個人差があるので、歯ぐずりの時期というのはわかりづらいものです。
参考にしていただきたい歯ぐずりのサインは、
・よだれが増える
・指・おもちゃ等を噛む
・食欲が落ちる
・手を口に入れて掻く
の4つです。
もしこれらの様子があれば、もしかしたら歯が生えてくるのかな?と考えてみてください。
2.赤ちゃんの歯ぐずり対策
歯が生えてきたときの痒みは、私たち大人の想像以上に睡眠に影響します。
もし歯ぐずりのサインがみられたら、これから紹介する2つの対策を試してみてくださいね。
①冷たいおしぼりを寝る前に噛ませる
濡らしたおしぼりを固く絞って冷凍庫に入れると冷たい歯固めになります。おしぼりでなく、冷やした歯固めでもOKです。
それを寝る前に噛ませてあげて、痒みがおさまったようなところで回収して、寝かしつけをします。おしぼりをそのまま置いておくと、布団が濡れてしまうのと窒息の要因にもなりかねないので必ず回収してあげましょう。
②ママやパパの指を噛ませる
寝る前ではなく、就寝時に歯ぐずりしたときにはこちらもおすすめです。
歯がための代わりにママやパパの指を噛ませて、歯茎をマッサージしてあげると痒みの軽減が期待できます。保冷剤などで指を冷やしておくのもいいでしょう。
避けていただきたいのは「歯固めジュエリー」の活用です。近年では周知が進んできましたが、歯固めジュエリーはバラバラになって誤飲につながる危険性があります。アメリカの小児科学会やFDA(食品医薬品局)からも警告がされています。
保護者の監督下であったにも関わらず、7ヵ月の赤ちゃんが木製の歯固めブレスレットのビーズで窒息して病院に運ばれた報告や、昼寝中に18ヵ月(1歳半)の子が赤ちゃん用の琥珀のネックレスで首がしまって死亡したという悲しい報告も出ています。
歯ぐずりで夜泣きをする可能性があると知っておくことで「もしかして歯ぐずりかも?」と予測できますので、赤ちゃんに合った対策を試してみてくださいね!