なかなか寝ない子に!今日からできる寝かしつけアイデア【専門家監修】
子どもには早寝早起きの習慣をつけさせたい!けれども、なかなか寝てくれない、寝室に行きたがらない、と悩んでしまうこともありますよね。
早めに寝る声掛けをしても遊ぶのをやめられなかったり、こちらが子どもに合わせているとそれに限界を感じたり、結局怒って泣かせてしまい自己嫌悪で1日を終えたり…
夜なかなか寝てくれない幼児さんに使えるアイデアを、乳幼児睡眠コンサルタントねんねママの最新著書『〇でわかる!ねんねのお悩み、消えちゃう本』からご紹介します。
スムーズな眠りのために大切なのは誘導
「さぁねんねだよ〜」と言っても、心や体の準備ができていなければ、なかなか眠ることはできません。これは大人でも同じなので、想像してみてください。
「さて、これから晩酌しようかな〜」なんて気持ちでテレビをみていたとします。ところがマンションの管理人がやってきて「時間なので、寝てください!」とテレビも電気も消されてしまった…こんなとき、すぐに寝られますか?
おそらく心も体も準備していないので難しいと思います。
さらには「なんで勝手に…いまからやりたことがあったのに」と不満な気持ちで悶々としてしまうかもしれません。
赤ちゃんにも子どもにも同じことが言えます。
心と体を誘導して、これから寝るよ〜という気持ちを作っておくことがスムーズな眠りのためにはとても大切です。
体の準備:
・照明の明るさを下げていく(睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されます)
・風呂は就寝の45分〜1時間前に終えておく(体温が下がってきて眠りやすくなります)
心の準備:
・就寝ルーティーンを行う
ねんねのルーティン+見える化がコツ!
毎日同じ流れで寝かしつけに向かうと、子どもたちはそれに慣れて「このあとねんねだな〜」と無意識に準備ができるようになります。
特に幼児期に入ってきたら子どもも見てわかる形で、ねんねのルーティンチャートを作ることもおすすめです。
次にすることが見てわかるので子どもも見通しをもって過ごせます。
作り方は簡単で、寝るまでの流れを壁にイラストで書いて貼ってみてください。
例:お風呂→飲み物を飲む→1つだけ遊ぶ→寝室に行く→絵本を読む→電気を消す
作り方のポイントは
・お子さまと一緒にねんねルーティンを決める
・イラストでなくても写真や、文字が読めるならをひらがなも使ってもOK(子どもが見てわかるように工夫する)
の2点です。
お子さまの好きなキャラクターの絵やシールなど貼っても喜ばれると思います。親子で楽しく作ってみてください!
こういった流れをポスターにして、一緒に指差し確認してみると子ども自身が「次は寝室に行って絵本だね!」というように動いてくれやすくなります。
慣れるまでは一緒に確認しながら進め、うまくいかない場合は必要に応じてお子さまと相談しながらルーティンの内容を変えましょう。
寝るまでのあれこれを度々お子さまに伝えるのは親も大変ですし、子どもにとっても切り替えが難しいですよね。
ルーティーンチャートで見える化をすることでそのお悩みは解決するかもしれません、ぜひお試しくださいね。