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【大阪・東三国】毎週月曜限定のコーヒーコースって?【珈琲焙煎研究所】

西倫世ライター(大阪市)

今年の初め、このブログで紹介した大阪・十三の「つばめ通り珈琲店」に教えてもらった喫茶と豆販売の「珈琲焙煎研究所」。大阪メトロ御堂筋線東三国駅1号出口から徒歩2分の場所にあります。

2022年1月24日撮影
2022年1月24日撮影

自家焙煎のコーヒー豆で淹れるコーヒーはドリップ、サイフォン、エスプレッソ系といろいろ。高級な豆として知られる「ゲイシャ」、コーヒーの実を食べたジャコウネコの糞から豆を取り出す「コピ・ルクア」など、知る人ぞ知る、貴重な豆もありました。コーヒーだけでなく、日替わりのランチもあるようです。

毎週月曜の限定メニュー、コーヒーコース1000円、バターケーキ付き
毎週月曜の限定メニュー、コーヒーコース1000円、バターケーキ付き

私のお目当ては、毎週月曜に登場するコーヒーコース。お店の方いわく「同じ豆でも抽出方法で味が変わることを知ってほしい、いわゆるコーヒーの普及活動」ということで、なんと1000円ポッキリで水出し、ドリップ、エスプレッソ、カフェラテの4タイプのコーヒー飲めちゃいます。

この日の豆はイエメンの浅煎りでした。イエメンの豆って初めて。ドキドキ。

挽いた豆を長時間水に浸して抽出する水出しコーヒー。すっきりクリアな味わい
挽いた豆を長時間水に浸して抽出する水出しコーヒー。すっきりクリアな味わい

1杯目の水出しコーヒーはワイングラスで出てきました。プラムっぽい爽やかで丸みのあるフルーティーさがあって、サクサクごくごく飲める軽やかな飲み口です。水出しなので苦くないアイスコーヒーといった感じ。

コーヒーのスタンダード、ドリップコーヒー
コーヒーのスタンダード、ドリップコーヒー

2杯目はドリップコーヒー。水出しを飲んだ直後だと、同じ豆とは思えないくらいの違いが!冷たい飲み物から温かい飲み物に変わったとはいえ、酸味の感じ方がかなりマイルドに。浅煎りらしい華やかなフレーバーがありながらも、いわゆるコーヒーらしい苦みもあって、一番親しみのある味です。

続いて出てきたのは素朴なバターケーキ。お店の方いわく「スイーツといっしょに飲むと、また違った味わいに感じますよ」とのこと。確かにバター風味の甘いスイーツを食べて、その余韻が口の中にある状態でコーヒーを飲むと、よりおいしく感じられました。コーヒー+焼き菓子って定番の組み合わせではあるものの、ちゃんと意識することで「こんなに相性がいいもんなんだな」と実感できます。幸せな時間♪

ミルクたっぷりカフェラテと豆の個性を凝縮させたエスプレッソ
ミルクたっぷりカフェラテと豆の個性を凝縮させたエスプレッソ

エスプレッソ、カフェラテは同時に出てきました。砂糖は一般的なグラニュー糖ではなく、甘さのキレがいいてんさい糖のグラニュー糖だそう。エスプレッソにたっぷり入れていただきます。

エスプレッソ=苦みを楽しむものだと思っていたけど、4杯のなかで一番酸味があったのがエスプレッソ。よく考えれば、エスプレッソは圧力をかけて豆を抽出するので、豆の個性が凝縮されます。浅煎りの豆なので酸味が際立つのも納得です。

カフェラテは、最初にミルクの味がくる飲み物だと思うのですが、こちらはコーヒーのフルーティーさが弾けて、そのあとにミルクを感じました。ミルキーな泡のなかからコーヒーがするっと抜けてくる感じ。もともと浅煎りの豆で淹れるミルクティーみたいなラテが好きなので、個人的にはこのラテが一番おいしかったです。

バターケーキは最初に4等分して、4杯のコーヒーそれぞれとのマリアージュを楽しむのがおすすめ。「バターケーキにエスプレッソを浸して食べてみるのもありですよ」と教えてもらってやってみたら、おいしかったです。

同じ豆を4つの飲み方で飲める、毎週月曜限定のコーヒーコース。来週はどんな豆に出合えるのかな?コーヒー好きの方なら絶対楽しいので、月曜日に足を運んでみてくださいね。

★珈琲焙煎研究所(コーヒーばいせんけんきゅうしょ)
住所/大阪市淀川区東三国1-32-22
営業時間/11:00〜24:00
定休日/不定休
Instagram/https://www.instagram.com/coffeeroastinglaboratory/
※営業時間や定休日、メニューの価格等は変更される場合がありますのでご了承ください。

ライター(大阪市)

大阪在住のフリーランスのライター。コーヒーと甘いものが好きなので、カフェを中心に、気になるお店の情報を発信します。

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