梅田にお勤めの方は、飲食店がたくさんありすぎて、昼ご飯を食べるお店を選ぶのも一苦労では？　私は梅田勤務ではありませんが、お昼どきに梅田界隈にいると立ち寄ってしまうのが、大阪駅前第4ビルの地下2階にある「ひもの野郎」です。

その名の通り、干物がメインのお店で昼は定食がいただけ、夜は居酒屋。場所は大阪駅前第4ビル地下2階の端っこ、目の前に地上へと続く屋外階段があるところです。

店には扉はなく、とっても開放的。サクッとごはんを済ませたい平日の昼間にもってこいです。オープンキッチンの前にカウンターがずらり。奥にテーブル席もあります。

干物が主役の店と聞くと男性客が多いイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、女性のひとり客もちらほら。女性の店員さんもいました。

お昼のメニューはこちら。干物定食はなんと10種以上! 「ひもの野郎」に出会う前は、干物＝アジの開きくらいしか思いつきませんでしたが、干物ってこんなに種類豊富なんですね。それぞれ魚の焼き時間を書いてくれているのも親切！

「ひもの野郎」のイチオシは「灰干し」。魚を灰で乾燥させて作る干物のことで、火山灰が魚のアンモニア臭を取りのぞき、うま味成分のアミノ酸とグルタミン酸を上昇させるそう。

私はサケカマの灰干しをオーダー。メニュー表に「あればラッキー」と書いてある通り、かつて夜に飲みに来ていた頃は売り切れていることもありましたが、お昼だったからか久しぶりに食べることができました。

定食は基本的に干物、白ごはん、みそ汁、大根おろし、3種の副菜がセットのよう。ｌこれは白ごはんを堪能できる布陣ですね。

ちなみに、私が注文したサケカマとは、鮭の頭の少し下にある部位で、ヒレを動かすために筋肉が発達し、身がしまっていて良質な脂があるのが特徴。写真が下手くそで伝わりづらいのですが、表面が脂でテラテラ光っていて、とてもおいしそうです。

サケカマの身をほぐしたら、すぐに白ごはんにダイブ。こうなったらもう止まりません。甘い脂と鮭のうま味が最高。脂がしっかりのっているとはいえ、魚の良質な脂ですから、胃もたれするような重さは感じません。

白ごはんの隣にある大根おろしといっしょに食べると、さっぱりした味変ができて、これもまたいい。おみそ汁も出汁がきいてておいしかった。

日本酒の種類は50種類以上。コロナが落ち着いたら、干物と日本酒、最高でしかない組み合わせを堪能したいものです。

「ひもの野郎」は、梅田だとココ第4ビル地下2階のほか、第1ビルの地下2階、HEP NAVIOの6階にもあるそうです。行きやすい場所のお店でぜひ絶品干物ランチを！

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