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【東京都港区白金高輪】タモリさん芸能人御用達昭和レトロな街中華運気も上がる盛運亭

飲ミシュランペアリング探求家

1983年創業の『盛運亭』は、白金高輪駅から歩いて10分の古川橋の近く、麻布通り沿いにあります。

店内は昭和そのままで、ダイヤル式のピンク電話もあります
店内は昭和そのままで、ダイヤル式のピンク電話もあります

『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)内のコーナー「空耳アワー」のロケ地としても有名で、番組内でタモリさん自身が「行きつけのラーメン屋」と語っていました。

それもあり、2018年8月には『タモリ倶楽部』では「実はタモリ倶楽部とほぼ同い年!ありがとう盛運亭!祝35周年記念パーティー」と題したコーナーが放送されました。タモリさん達が『盛運亭』に訪れて、実際にお食事をされ、VTRで登場した松たか子さんも通っていると公言されていました。

タモリさんが頼まれるのは醤油ラーメンで「最近のラーメンは凝りに凝るけど、ここは基本」とのこと。

こちらにタモリさんはメンマをトッピングし、メニューにはないもやし増しもするそう
こちらにタモリさんはメンマをトッピングし、メニューにはないもやし増しもするそう

私が若い時は、醤油ラーメンをベースとした焼豚麺を頼んでいました。番組内でも、一度豚バラ肉をラードとごま油で揚げた後に、秘伝の醤油ダレで数時間煮込むと紹介されており、ペアリングしたくなる味わいです。おつまみ焼豚をテイクアウトされる方も多いらしく、その理由が分かります。逆に、ペアリングなしだとしょっぱいかもしれません。

醤油ラーメンと双璧をなすタンメンは独特。焼豚トッピングしても1000円です
醤油ラーメンと双璧をなすタンメンは独特。焼豚トッピングしても1000円です

ラーメン以外で人気なのが、豚生姜焼き定食。お昼時は、こちらを頼む人がほとんどです。

880円でこのボリューム。スープはラーメンのスープ。バケツで漬けた漬物は意外とさっぱり
880円でこのボリューム。スープはラーメンのスープ。バケツで漬けた漬物は意外とさっぱり

ちなみに、店のテレビ側の壁にあるメニュー表の特製ラーメンの文字は、タモリさんの直筆です。

『盛運亭』という名前を付けたのはお坊さんだそうで、『盛運亭』で食事をすると出世するなんて噂もあったりします。店内の著名人たちの色紙の中には「運気をありがとう」というメッセージも見かけるくらいです。

ジューシーな炒飯もペアリングしたい味わい。初回はラーメン炒飯セット950円がおすすめ
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コロナ禍になり、昭和から続く名店の店主が元気なうちに勇退されることが増えています。個人店は後継者なく勇退されることが多く、味が途絶えることもあります。『おにまる』のゴマサバ含めたコストパフォーマンスは最たる例だと思っています。

以前は遅い時間まで営業していましたが、今は17時までです
以前は遅い時間まで営業していましたが、今は17時までです

一方のTHE街中華『盛運亭』は営業されていますが、2023年3月現在は火曜から土曜の11時から17時の間のみの時短営業になりました。また現在は餃子の販売が休止中。店員さん曰く、現場には出られていますが社長である店主が体調を崩されてからは、餃子を仕込めないそうです。

タモリさんがおっしゃられていたように決して複雑な味ではありませんが、近隣に行った時には、食べにいってみて舌の思い出を作ってみては如何でしょうか?そして、ご自身の近隣にも、忘れていた個人店があると思います。

ミシュランガイドや東京最高のレストランやゴエミヨ掲載店の洗練された味、チェーン店の安定した価格と味も素晴らしいですが、個人店ならではのストーリーやレトロさを話のタネとして味わいに行ってみてはいかがでしょうか。

せいうんてい

住所:港区南麻布2丁目7−26

電話番号:03-3453-0413

営業時間:11:00~17:00(2023年3月現在)

定休日: 日月(お店に貼ってありました)

ペアリング探求家

東京都港区のコスパの良いグルメ。たとえば、一人食べて飲んで15,000円以上であれば美味しい飲食店は多くありますが、15,000円以下でも納得できる飲食店を御紹介します。

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