Yahoo!ニュース

【東京都港区六本木】ミシュラン掲載店のような本格鮨をリーズナブルに『意気な寿し処阿部』

飲ミシュランペアリング探求家

「本格的な鮨をリーズナブルに」をコンセプトに広尾で創業された『意気な寿し処阿部』。

その徹底された理念で多くのファンを獲得し、五反田店、フラッグシップとなる六本木店、広尾に二号店、青山店、虎ノ門店と港区界隈に六店舗を出店しています。港区界隈で働くミドルクラスが通う鮨屋です。

食事だけで一人20,000円はゆうに超える高級路線に突き進む業界とは違い、食べて飲んで一人15,000円を超えることは稀な価格帯ということ。また阿部社長は有名店出身ではいないようで、その二つからグルメ誌などに取り上げられることはありませんが、コスパは間違いありません。

その秘訣は、阿部社長のご両親が新潟で農家を営んでおり、ある意味では自社で魚沼産コシヒカリを生産しているからでしょう。他にも北海道や青森の漁港と契約するなど、仕入れに力を入れています。

そんな『意気な寿し処阿部』。今回はフラッグシップとも言える六本木店を御紹介します。

外観や内装には高級感もあり、檜のカウンターの良い香りもします。

高級感の中でも賑やかさがあり、かつフレンドリーな職人さんが多く、しかもアラカルトで自由にオーダー出来るのはもちろん、おつまみメニューも豊富。お酒と楽しめる“左派”の鮨屋でもあります。

グルメ誌に取り上げられる硬派ではありませんが、唯一無二のミドルレンジのポジションを獲得しており、ファンも多く、『BRUTUS』誌の「自分史上最多ごはん vol.136」に紹介されていました。

それだけに、おすすめはカウンターで職人さんたちと会話を楽しみながらの自由気ままなディナーです。

ネタが豊富なので、何を食べるか迷われると思いますので、私のお薦めのメニューを紹介。

グランドメニューからは、

「おつまみ子持ち昆布」をつまみながら、

続いてスペシャリテの「光り物のガリ巻き」
続いてスペシャリテの「光り物のガリ巻き」

握りは「大海老」

「漬け」も香りと共に楽しめます
「漬け」も香りと共に楽しめます

「細巻 穴キュー」

筋が美味しい「大トロ」
筋が美味しい「大トロ」

定番の「トロタク」も捨てがたいです。

安定的に美味しい「ウニ」
安定的に美味しい「ウニ」

写真含めて、これらは定番ですが、

冬には「せいこ蟹」、先日は価格が落ち着いた「毛蟹」も驚きのラインナップでした!
冬には「せいこ蟹」、先日は価格が落ち着いた「毛蟹」も驚きのラインナップでした!

まずは席についたら豊富な季節メニューを御覧頂き、

「平貝の磯辺焼き」
「平貝の磯辺焼き」

肝醤油が美味しい「カワハギ」がある時はマストオーダーです!

「ホタテ醤油焼き」
「ホタテ醤油焼き」

“左派”にはたまらない「のどぐろの塩焼き」はトップ画像の立派さです。よく見る小ぶりではありません。

時季には「うなぎ」も
時季には「うなぎ」も

アジも「どんちっち鯵」絶品です
アジも「どんちっち鯵」絶品です

そして、『意気な寿し処阿部』は寿司につける出汁醤油もこだわっています。

「すじこ」
「すじこ」

江戸前の魂である「しんこ」も運が良ければ出会えます
江戸前の魂である「しんこ」も運が良ければ出会えます

トロける「白子」の焼き。

その日のお薦めを職人さんに訊くと教えてくれます。この日は「赤貝」で臭み一切なし
その日のお薦めを職人さんに訊くと教えてくれます。この日は「赤貝」で臭み一切なし

ペアリングは、まずはビールや梅干しハイで乾杯し、つまみは4,000円から用意されている白ワインで。握りは4,000円から用意されているボトルの焼酎、もしくは日本酒で如何でしょうか?

時季の「寒鰆」や「ブリすなづり握り」もお薦めです
時季の「寒鰆」や「ブリすなづり握り」もお薦めです

あべずし

住所:港区六本木3-16-26 ハリファックスビル 1F

電話:03-3589-1818

営業時間:11:30~14:30(L.O.14:00)

17:30〜5:00(L.O.4:30) (ネタが無くなり次第終了とさせて頂く場合がございます。)

定休日:無休

ペアリング探求家

東京都港区のコスパの良いグルメ。たとえば、一人食べて飲んで15,000円以上であれば美味しい飲食店は多くありますが、15,000円以下でも納得できる飲食店を御紹介します。

飲ミシュランの最近の記事