【便秘の種類と原因！】ｰ弛緩性・直腸性・痙攣性を分かりやすく解説-
※この記事は「便(うんち)」のイラストを使用しているため、苦手な方はご遠慮ください
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「便秘」について解説していきます。
便秘について
便秘は、便を十分な量かつ、
快適に排出できない状態です。
そして、便秘は大きく2種類にわけられます。
- 【器質性便秘】…大腸がん、腸管癒着などの器質的な原因があっておこる便秘
- 【機能性便秘】…主に大腸の働きに問題があっておこる便秘
一般的にいう便秘は、後者を指すため、
今回は【機能性便秘】を解説していきます。
機能性便秘の種類
機能性便秘は、以下の3種類があります。
①弛緩性(しかんせい)便秘
②直腸性(ちょくちょうせい)便秘
③痙攣性(けいれんせい)便秘
それぞれ分けて見ていきましょう。
①弛緩性便秘
本来、便は、
大腸の「蠕動(ぜんどう)運動」によって、
水分が吸収されながら、移動していきます。
しかし大腸の緊張と蠕動運動が低下すると、
便の移動は遅くなりますが、水分は吸収されます
↓
これにより、便が硬くなって、
おこる便秘が「弛緩性便秘」です。
弛緩性便秘は、高齢者ややせ型の方に多く、
便意を感じにくいという特徴があります。
適度な運動をすることと、
無理なダイエットは控えるようにしましょう。
②直腸性便秘
便が、大腸の最後(直腸)までくると、
「便が溜まっているよ～」という合図を出し、
↓
その後、自分で外肛門括約筋という筋肉を、
弛緩(しかん＝緩む)させて、排便をします。
しかし、トイレに行けない状況が続くなど、
無理に排便の我慢を繰り返していると、
「排便の合図」が起きず、便秘がおきます。
これが直腸性便秘です。
このタイプの便秘が疑われる場合は、
朝を少し早く起きて「トイレの時間を作る」など
時間に余裕をもって生活することが大切です。
③痙攣性便秘
大腸の運動は、
「自律神経」によって調節がされています。
しかし、精神的なストレスなどの原因によって、
↓
自律神経の乱れから、大腸(特にS状結腸)が、
持続的に緊張が亢進してしまうことがあります。
これにより、
便が停滞して起こる便秘が「痙攣性便秘」です。
突然の強い便意がおこることがあり、
腹痛を伴うことが多いです。
痙攣性便秘は、
原因によって対策が変わるのですが、
ストレスの溜めすぎは原因の１つです。
最後に
便秘の対策として、
食物繊維をしっかり摂ることが有名です。
しかしそれだけではなく、
適度な運動をする・ストレスを溜めすぎない・
水分補給(脱水の予防)なども大切です。
なかには神経疾患などの病気による便秘や、
お薬が必要になる場合もあるので、不安が
ある場合に医療機関への受診をおすすめします。
では、今回はここまでです。
最後まで、
ご覧いただきありがとうございました！
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【おがちゃん先生について】
・ウィルワン整体スクール卒
(現リエイチ整体アカデミー)
・インスタグラムフォロワー1.1万人超
・bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
・東京都麹町半蔵門にて整体活動中
