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「女性ホルモンが減る」と骨が弱くなる?-知っていると役立つ"女性ホルモン"と"骨"の関係とは!-

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おがちゃん先生です。

今回は「女性ホルモン」と「」の関係を解説していきます。

女性ホルモンってどんなホルモン?

女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」に分けることができます。

主に乳房女性生殖器(子宮など)に作用していて、代表的なものをいくつか下に載せます。

一般的に、女性ホルモンといったら「エストロゲン」を指すことが多いため、今回はエストロゲンを中心にお話しします

エストロゲン(女性ホルモン)は、女性に比べればとても少ない量ですが、男性の体にも存在します。

また、エストロゲンの働きは肝臓や血管・骨などにも重要な役割を果たしています

エストロゲンが減るとどうなる?

エストロゲン(女性ホルモン)が減少すると、様々な症状が現れることがあります。

〈 具体例 〉

・生理周期の乱れ・動脈硬化・肩こり・LDLコレステロールの増加・のぼせ・骨が弱くなる・抗うつ・イライラしやすい・にきび・しわができやすいなど。

このなかでも「骨が弱くなる」という症状をもう少し詳しくみていきましょう。

女性ホルモンと「骨」の関係

骨は、大人になると変わらないように見えますが、実際は「新しい骨をつくる」ことと「古い骨を壊す」ことが繰り返されています。

これを「リモデリング」と呼び、新しい骨をつくるのが「骨芽細胞こつがさいぼう)」で、古い骨を壊すのが「破骨細胞はこつさいぼう)」です。

また、骨芽細胞と破骨細胞の働きのバランスが崩れ、骨がもろく、壊れやすい状態になったのが「骨粗しょう症」です。

骨粗しょう症になると、背中が丸くなる身長が縮む骨折しやすいなどの症状に繋がります。

そして、エストロゲン(女性ホルモン)は、「破骨細胞骨を壊す細胞の働きを抑える」役割があります。

そのため、閉経後ではエストロゲンが急激に減少し破骨細胞の働きが亢進され骨が弱くなってしまいます

強く、健康な骨を保つために

健康な骨を保つためには、禁煙・お酒を飲み過ぎない・適度な運動・日光浴ビタミンDの産生促進)などが大切です。

特に、閉経後は骨が弱くなりやすいため、食生活を整える(塩分を摂りすぎない・カルシウムをしっかり摂るなど)ことが大切です。

また、適度な運動をすることで、骨にほどよい刺激が入り、強い骨作りに繋がります。

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(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)

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おがちゃん先生について

● 東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師
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● bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
● 解剖生理学セミナー主催
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
(それぞれ外部リンク)

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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