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【南アルプス市】南アルプス市のウメちゃん先生はミツバチと共に活躍中

おがわひでいち地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

今回は、南アルプス市の中野地区で養蜂家として活動されている、「730HONEY」梅澤直美さんにイベントにご招待いただいたので、喜び勇んで参加してきました。筆者は、梅澤さんがまだ養蜂家として活動する前からご縁があって、いつか養蜂体験会等のイベントの撮影がしたいと思っていたので念願叶いました。

櫛形山を背にした畑にミツバチの巣箱がたくさん
櫛形山を背にした畑にミツバチの巣箱がたくさん

梅澤さんは、神奈川県生まれですが登山やクライミングが縁で南アルプス市に移住されました。地域おこし協力隊で農業に従事して、その中で養蜂に出会いミツバチの魅力に触れて養蜂家を目指し、2018年に「730HONEY」として独立したそうです。

参加者のお子さんからは「ウメちゃん先生」と呼ばれていました。子供の相手も上手く、子供にも分かりやすいように丁寧に説明されていたので、お陰で頭の固い筆者でもよく理解できました(笑)

虫が苦手な人には不快になるかな?よーく見ると可愛く見えてきます(筆者視点)

子供達の好奇心は素晴らしい。きっと良い経験になったでしょう。

残念ながら富士山は雲の中
残念ながら富士山は雲の中

巣箱の見学が終わったら、ハチミツの蜜搾り作業と昼食場所に移動します。

巣箱の畑から少し上に移動すると、棚田の広がる風景の中に「Fuji Tnada Bar」が在ります。こちらは、色々なイベントに合わせて場所と食事を提供されています。筆者もお世話になっているので、いずれ別の機会にご紹介できればと思います。

素敵な風景ではありませんか。ちなみに咲いている花はコスモスで、採蜜には向かないそうです。子供達は稲刈りの終わった田んぼで楽しそうに遊んでいました。

巣枠にビッシリと溜まったハチミツですが、蝋で蓋がされているのでナイフで削ぎ落としていく作業をしています。蓋がされる前に採蜜する方法もあるそうですが、蓋がされることでより熟成されるとのことで、手間はかかるけどより良いハチミツを作ろうという拘りが感じられます。

シンプルな遠心分離機でハチミツを集めていきます。バッテリー直結なのは、普段は畑で作業をするため電源が確保できないからだそうです。大人達の会話は、リアルな養蜂事情も含めて知識欲をくすぐる学びの時間でした。何故か老眼ネタで盛り上がったりもしましたが(笑)

溜まったハチミツは一斗缶に移していきます。730HONEYは、非加熱・無添加で濾過しただけ。

ハチミツを手に盛って舐める。お行儀悪いようにも見えますが、この食べ方美味さ倍増しです。子供達何回もおかわりしていました。

ハチミツは花の種類によって、素人でもよく分かるくらいに風味が違うとのこと。奥が深いなと感心します。子供達は違いに気がついたかな?

作業の手を止めてお昼ご飯の時間です。新米がめちゃくちゃ美味い!

歳をとると動物性タンパク質よりも美味い野菜を求めるようになります(筆者的に)

単なる体験会ではなく、昼食を挟んでのイベントなのでリラックスした感じで楽しく過ごすことができました。

最後に搾りたてハチミツのお土産が付きました。琥珀色した濃厚だけどしつこくないハチミツです。長期保存が効きますので、色々な食べ方を試して楽しみたいと思います。

ここ最近、テレビやラジオ、雑誌等のメディアに取り上げられて全国区な養蜂家になりましたが、飾らない人柄は変わりなく安心しました。単なる商売としてではなく、ミツバチとの共生に近い印象でほのぼのします。有名になったことで忙しくなったり大変なこともあるようですが、養蜂が軌道に乗ってきてこのまま活躍が続いていくことを願っています。

イベントや製品の購入に関しては、730HONEYの公式HPからニュースレター登録をしていただいて、最新情報を確認することをお勧めします。

地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

本業の傍ら写真家としても活動しています。南アルプス市と富士川町の皆さんが「出かけたい」と思えるような記事をお届けできるように頑張ります。

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