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【河内長野市】河内長野移転1周年を記念。養生菓子処もちねこさんが22日に「にゃんこ大バザール」を開催

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

山を切り開き新しい住宅地を造成していった河内長野市は、生まれながらの住民の方とは別に、新たに移住してきた人も多くいて、私もそんな移住組の一員です。

しかし、人どころか店ごと移住・移転してきたというのが「養生菓子処もちねこ(以下、もちねこ)」さん。大阪市内から河内長野への移住・移転1周年を記念し、明日5月22日日曜日に「にゃんこ大バザール」を開催するとのこと。さっそく取材をしてきました。

もちねこさんのお店のことはSNS等で知ってはいましたが、店のオープン日が2のつく日(毎月2、12、22日)と限られているため、なかなか行く機会がありませんでした。ところが、5月5日の青葉まつりでファーストコンタクトを取ることができたのです。

青葉まつりで販売していた「にゃんぢう」をさっそく買って頂きましたが、見た目のかわいらしさに加え、甘さも軽やか。見た目は小さそうだったのに、想像以上に食べ応えがあり、とても美味しくいただけました。

さて、もちねこさんの場所がこちらです。河内長野駅からは寺元記念病院に向かう道をまっすぐ歩き、記念病院の手前の路地を右に曲がります。

車で来る場合は、近くのコインパーキングの利用となります。

少しわかりにくいのでより詳しく書くと、河内長野駅から寺元記念病院につながっている道の途中、月極ガレージとながの小学校PTAの看板があるところを目指してください。

ガレージの奥には細い路地があります。そこにはツタで覆われた2階建ての建物。そこがもちねこさんです。

こちらが入り口。もちねこ店主さんの話では、当初もっと多く、ジャングルのようなツタで覆われていたそうです。なお、1階は大家さんで、2階がもちねこさんです。

ツバメアパートメントの202がもちねこさんの工房。10年近く空き家になっていた場所をもちねこさんが1年前に借りたとか。

もちねこさんは9年前に大阪市東住吉区にあった自宅前のガレージを使って開業。当時はオ・ソレイユという店名だったそうです。

では、なぜ東住吉区から河内長野に、店ごと移住することになったのでしょうか?

もちねこ店主さんによると、きっかけはコロナ禍が始まろうとしたころ。ただしコロナが直接的な理由ではありません。そのころ店主さんのお友だちが荘園町で農園をすることとなり、それを見に行ったことに始まります。

子供時代に遠足でしか来たことのない河内長野に、大人になって改めて来たわけですが、そのとき何か感じるものがあったとかで、途端に「良いところだ」と気に入ってしまったそうです。

こうして、もちねこ店主さんも大阪市内で店をやりながら、自分も農園をするために、毎週河内長野に来るようになりました。やがてこちらでの地域の交流や知人がどんどん増えてきて、道の駅ちはやあかさかさんへの納品依頼もあったとか。

道の駅ちはやあかさか
道の駅ちはやあかさか

こうしてもちねこ店主さんの中で、どんどん河内長野での比重が高まっていったのです。
(※なお現在は多忙につき、道の駅には卸していないそうです)

そうこうするうち、河内長野のお友だちのひとりから、このツバメアパートメントの物件紹介の話があり、お店(工房)を移転することを決断されたのです。

「ガスのように専門業者しかできない部分以外は、半年かけてみんなでDIYして作り上げました」と、もちねこ店主さん。

では、そのリノベーションしたアパートの中を見てみましょう。いきなり猫が勢いよくジャンプしていますね。もちねこ店主さんは名前や商品に「ねこ」を使うほどの大の猫好きで、保護ねこの活動をされるほどの方。

話しはさかのぼりますが、大阪市内で独立開業した時の店名「オ・ソレイユ」は、パン屋さんと間違えられたり、当時の近隣のお店と名前が似ていたことから、店名を変えたいとの思いがあったとか。

思いきって店名を「もちねこ」に変えたきっかけがこちらです。この絵は、もちねこ店主さんの娘さんが偶然に描いたもの。こちらにある「モチ猫」を店名にすることになりました。

「和菓子を始めたタイミングで店名を変えました」と、もちねこ店主さん。ん?和菓子を始めてとは、どういう事でしょうか?

ここでもちねこ店主さんからは意外な過去を聞きました。「私はもともと洋菓子をつくっていたんです」。

もちねこ店主さんは、趣味の延長線上から本格的な洋菓子の技術を学ぼうと、辻調の製菓学校を卒業され洋菓子店に勤務。そうして「オ・ソレイユ」を独立開業されたのです。

ところが洋菓子を作りながら徐々に自分自身に疑問を感じるようになったそうです。体力を使い、また食養生的にマイナス面があった洋菓子から離れたくなっていったとか。

そんな風に悶々としていたもちねこさん、たまたま京都のある和菓子店の社長の講演を聞く機会に恵まれたことから「和菓子を作りたい」と考えるようになりました。

そのために勉強しようとしたのですが、大阪で和菓子を教えてくれる先生はなかなか見つからず、ようやくひとりの先生を探しだして学びました。

こうして和菓子の技術を取得したもちねこ店主さん、自らが理想とする和菓子「にゃんぢう」を開発していったというわけです。

まず、とにかく素材にこだわりました。オーガニックや無農薬の食材にこだわった手作りの和菓子で、とにかく体に良いお饅頭をと、もちねこ店主さんは考えました。

通常、和菓子作りは白糖を使うことで、見た目を美しくします。しかしその常識を打ち破り、あえて身体によい種子島の粗糖を使っているのだとか。

「和菓子の甘すぎを押さえたかったんです」と、もちねこ店主さん。甘さを控えめにする代わりに、粗糖の持つ旨みを感じることができるのが、にゃんぢうの大きな特徴。

山芋を多めとし、滋賀県の契約農家さんから送ってもらっている無農薬の米粉と種子島の粗糖で皮を作り、中の餡もすべて無農薬で厳選された食材を使用しています。

次にまんじゅうの形ですが、「ネコをモチーフにしたお菓子を作ってほしい」と、お友だちに言われたそうです。そこで東京にあるキツネをモチーフにした菓子をヒントに、ネコ版のまんじゅうを作ってみることにしました。

画像提供:もちねこさん
画像提供:もちねこさん

最初は形そのものを猫にしようとしましたが、それはやめて、今の可愛らしいにゃんぢうが出来上がったというわけです。

にゃんぢうは、こちらのバリエーションがあります。

  • キジトラ(シナモン+潰しあん+生長さつまいも)
  • ぶち(シンプル潰しあん)
  • 茶トラ(つぶあん+松の実)
  • さばトラ(黒胡麻あん)
  • ミケ(潰しあん+デーツ+くるみ)
  • 茶しろ(季節のあん、現在はレモン)

ちなみにもちねこ店主さんには次の肩書もお持ちです。

  • 正食協会師範科卒
  • ローフードマイスター
  • 一級薬膳マイスター

こうして体に良い和菓子「にゃんぢう」を河内長野で作り始めて1年が経過したのですが、それを記念して明日22日の11:00から15:00に、にゃんこ大バザールを開催するそうです

当日は多くの出店者がいらっしゃいます。それは現時点では次の通りです。

  • 自家焙煎コーヒー @mamegoya.mameko
  • 燻製とお酒 @humpback_smoke
  • 天然酵母パン @pan.pinponpan
  • 蕎麦 @kei_0316_
  • 野菜と焼き菓子 よろこび農園
  • 刺繍ワッペン @tsujinochisa
  • 保護猫グッズ販売 @nishikinchi
  • アクセサリー販売 @hinatanokanatsumuri
  • デザインポット@nachicoco_official
  • ねこ紙もの販売 POP-PAPER
  • 染めもの、竹炭 etc ことはじめ
  • ツバメアパートメント大家さんの唐揚げ

その他ハンドメイド品の販売があるかもしれないとのこと。これは猫好きやにゃんぢう好きでなくても楽しめそうですね。

また会場ではアパートの屋上もつかわれるとか、結構多くの出店者さんなので、当日は取材した昨日金曜日とはまったく違ったものになるでしょう。

22日のにゃんこバザール当日に、ぜひおしゃれな内装も楽しんでみてください。

「この日は他のイベントが数多くあって、お客さんが来てくれるのか心配なんです」ともちねこ店主さん。

でも、河内長野駅近くの旧市街地の知る人ぞ知る路地にある素敵なマルシェは、きっと成功するのではないかと。こちらの招き猫が必ずお客さんを招いてくださる。私はお話を聞きながらそのように確信しました。

養生菓子処もちねこ(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市古野町1-8 ツバメアパートメント
アクセス:南海・近鉄河内長野駅下車 徒歩10分
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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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