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【河内長野市】2日以降の初詣の参考に!お正月の雰囲気が存分に味わえる初詣スポットをご紹介。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

お正月と言えば、やはり初詣!大阪府や関西の地域を見渡すと、有名で由緒ある神社仏閣が多く、特に有名どころでは電車に乗ってでもして、各地から多くの人が集結します。

大人数に押されながらその中に混じって長い行列に並び、一年の御利益をお願いすることになってしまいます。

2023年元旦7時半ごろの初日の出
2023年元旦7時半ごろの初日の出

しかし、河内長野市内には、そんなに長い行列に並ばなくとも参拝できる、昔ながらの雰囲気が残った初詣スポットがいくつもあります。

では、河内長野の初詣スポットといえばどこでしょうか?例えば南海電車の中づり広告を見ると答えがあるようです。

すると、やはりというべきか観心寺と天野山金剛寺の名前が出てきます。このふたつは、市内を代表する初詣スポットで、住吉大社、紀三井寺や高野山など、南海沿線の名だたる神社仏閣と並んでいるのが市民としては嬉しいところ。

しかし、河内長野の市内全体を見ると、このほかにも由緒ある神社が数多くあります。そこで今回はあえてこのふたつのお寺を避け、電車を使って行ける「ここ!」と思った神社を2ヵ所紹介します。

まずひとつめは、加賀田神社です。南海美加の台駅から徒歩15分の所にあります。三日市町駅からなら徒歩20分弱です。

加賀田神社の鳥居が見えてきました。

小高い山の上に神社が鎮座しています。

この上の建物が拝殿です。

ということで登ってみます。青いしめ縄もいいですね。

拝殿で参拝の後、右側を見ると縁起物の授与所があります。

左側は、明治15年奉納「楠木正成正行父子桜井の別れ図絵馬」の原本が展示してあります。この絵馬のレプリカが神戸の湊川神社に奉納されたんですね。

それから加賀田神社はお賽銭にPayPayが使えます。お正月雰囲気に満ちている伝統的な神社なのに最先端を進んでいるのが面白いですね。

こちらで手を清めて上の本殿に向かいます。まだ青い竹が新年らしく、より清々しい雰囲気を醸し出していますね。

さて、本殿まで登ってきました。

2014年から2年かけて修復された本殿、まだそれほど時が経過していないので、カラフルに彩られた本殿が美しいですね。

本殿に関する説明があります。加賀田神社本殿は河内長野市指定文化財で、江戸時代中期に建立されたそうです。

右隣にあるのは楠公神社です。絵馬のレプリカを奉納したことが縁で、神戸から神魂を分霊してもらい、ここに鎮座しています。燈籠に隠れて左隣にあるのが加賀田戎社ですね。

こちらは皇大神宮です。ここは高台の展望台になっていて、遠くに連なる山々が見渡せます。

もうひとつの境内社が、大蔵神社です。ところで隣に何か立て看板がありますね。これはなんでしょうか?

拡大しました。これは幕末に創建された加賀田戎社と大倉神社の修理が必要ということで、修復資金を募っていました。賛助金が1口5000円で3月末まで募集しているそうです。

拝殿の前に戻ると、右側でおみくじや甘酒、神酒の授与所がありました。

子供たちがおみくじを真剣に引いていました。

帰りは別の参道を使いました。馬が描かれています。

というわけで加賀田神社を参拝しました。決して大きな神社というわけではありませんが、多くの参拝者がいてお正月らしさが境内中に満ちていたような気がします。

加賀田神社(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市加賀田135番地
電話: 0721-64-1753
アクセス:南海美加の台駅から徒歩15分

もうひとつ、神社をご紹介しましょう。加賀田神社は山のすぐ近くにある神社ですが、こちら近鉄汐ノ宮駅近くにある千代田神社は、どちらかと言えば里の中にある神社という印象です。

千代田神社は10日えびすも賑やかに行われますし、また夏の千代田天神祭はのど自慢大会が行われ、多くの屋台が境内にあふれて大いに賑わっていました。

秋にはだんじりが集結して宮入が行われますし、もしかしたら河内長野市内にある神社の中で、いちばん賑やかな神社かもしれませんね。

というわけで入ってみましょう。

キッチンカーが数台来ていました。やはり初詣もにぎやかです。

ビーフステーキ屋さんなど屋台も並んでいますね。

多くの人が並んでいます。加賀田神社にも多くの参拝客がいましたが、どちらかと言えば静的で厳かな雰囲気なのに対して、千代田神社は対照的に賑やかで動的な神社という感じがします。

本殿に向かって参拝客が列を作っています。

今年は卯(ウサギ)年ですね。

千代田神社の由緒が書かれています。元々は天神社とか天満宮と呼ばれている神社だったそうで、菅原道真をはじめ多くの神様が祀られています。

こちらのテントでは縁起物の授与がなされています。

御神矢や色紙があります。

こちらにお神酒が用意されていました。

ということでふたつめとして千代田神社を紹介しました。

もちろんほかにも多くの神社や寺院がありますが、このふたつの神社が河内長野市内の神社の中で電車の駅から徒歩で行くのに大変便利が良いのではということで紹介しました。

お正月は今日2日と明日3日までの3が日なので、参考にしていただき、今日以降まだ行くべき初詣の神社が決まっていなかったら参拝してみてはいかがでしょうか?

千代田神社(菅原神社)
住所:大阪府河内長野市市町469
電話:0721-53-1713
アクセス:近鉄汐ノ宮駅から徒歩6分
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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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