農業の盛んな富田林は、無人販売所がところどころにあって、スーパーよりも安くかつ新鮮な野菜が手に入りますね。

しかし、無人であるがゆえに残念な輩（やから）がいるのも事実です。料金を払わずに品物だけ持って帰ったり、金額を入れても本来とは違う料金を入れるなど、悪質な事が後を絶たず、農家の好意ともいえる無人販売所が悲しいことになってしまうことがあります。

そんな無人販売所でも、西板持にあるナカスジファームさんはひと味違う販売スタイルで無人販売をしているという情報を知りました。さっそくどんな感じなのか見に行ってきました。

ナカスジファームさんの場所ですが、公共交通機関での場合は、富田林駅から金剛バスの東條線に乗り、西板持バス停で下車します。

バスが動き出しましたが、すると道路の反対側にいきなり見えてきたのがナカスジファームさんの無人販売所。アクセスもばっちりです。

ということで道路を渡って中に入ってみましょう。

こちらがナカスジファームさんの無人販売所です。中にドリンクの自動販売機もありますね。

しっかりと屋根で覆われていますので雨の日も安心です。

しかし、ナカスジファームさんの無人販売所でいちばん気になったのはこちらです。まるでロッカールームのようになっています。

しかし、よく見ると、このロッカーの中に野菜が入っています。

富田林名物の海老芋が200円で販売されていますね。

ロッカーから海老芋が見えます。施錠されており、お金を入れない限り中から取り出せませんから、これなら悪い輩に荒らされることはありません。

ロッカーに入っているのは海老芋だけではありません。シーズンが始まったイチゴも入っていました。それも300円とは本当にお得！

いちごは、量によって300円と500円があります。好きなサイズが選べるのも良いですね。

残念ながらすでに売り切れていましたが、白菜も100円で販売しているようです。

あと、こちらも良いですね。海老芋を買ったのは良いものの、どうやって食べるか迷うかもしれません。しかし、こうやってレシピ集を自由に手に入れられるというのは大変ありがたいこと。

ということで300円のいちごを買いました。多分この量でこの料金はスーパーではありえません。農家直送の無人販売のすばらしさですね。

無人販売所の良いところを残しながら、ロッカーを使って不正を行う輩から野菜を守るナカスジファームさんは、一歩先を行く農家さんだと改めて思いました。

無人販売所の奥にナカスジファームさんの事務所・倉庫が見えます。

ナカスジファームさんは富田林を代表する農家さんのひとつで、市役所のきらめきマルシェで野菜をお得な価格で卸したり、新しい農家さんを育成しようときらめき農業塾に主体的にかかわったりしています。

なすびのキャラクターも印象深いですね。

ナカスジファーム無人販売所
住所：大阪府富田林市西板持町
アクセス：近鉄富田林駅からバス西板持バス停すぐ

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