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【東京都世田谷区梅ヶ丘】鶏肉をバターと醤油で焼いた香川のB級グルメが美味すぎる

奥野大児フリーライター・編集者・ブロガー(東京都世田谷区)

香川県といえばうどんが名物なのは100人中150人が知っているくらい有名ですが、それとは別に、香川県高松市で庶民に親しまれている丼があります。地元では「かしわバター丼」と言われている、かしわ肉をバターと醤油で焼いたものをご飯の上に載せて食べる丼です。「かしわ」とは日本に昔からいる茶色い鶏のこと。真っ白な鶏は「ブロイラー」と呼びます。

この味を楽しめる店が小田急線 梅ヶ丘駅にありました。高松出身のオーナーが経営する「五十六食堂」です。雑居ビルの地下一階にある小さな飲食街の一角にあるこのお店、絶品丼を食べに行ってきましたよ。

梅ヶ丘駅前ビルの地下を降り、両手を拡げたくらいの幅しかない通路にある店舗。

カウンター、テーブル席ともに数席ですが、ボックス席もあります。

ランチメニューは、かしわバター丼の五十六食堂バージョン「五十六丼」一本勝負です。小盛700円から大盛り900円まであり、ご飯とお肉のマシ指定ができます。

お肉をたっぷり頂きたかったので、中盛りの肉増しを注文しました。

出てきた丼は鶏肉のボリュームに驚きます。鶏肉の他には、のり・ネギがたっぷり載っています。スプーンが添えられているのは丼として珍しいですね。

鶏肉は一粒一粒が大きな唐揚げくらいのサイズで食べ応えバツグン。醤油とバターで焼かれた香ばしさもあり、ご飯の止まらない味です。なお、ご飯もバターの風味が効いており、うま味を倍増させているように感じました。

これ、出汁茶漬けにして食べたい、と一瞬思ったのですが、さすが香川県が誇るB級グルメ。途中の味変が用意されていました。それがメニューにも書かれている「カレー」です。店内の炊飯器に入っているんです。

なくなり次第終了ですが、甘口のカレールーを丼にかけて頂けるのです。

普段、カレーは辛口が好きなのですが、この丼には甘口がよく合います。

のり・ネギはカレーにマッチする食材という印象はありませんが、甘口カレーにすることでスパイシーさを確保しつつ素材の良さも感じられるのだと思います。美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

ちなみに、夜は香川県の食材や日本酒を楽しめるお店になります。

かしわ肉を使った料理も、カレーも楽しめますよ。

五十六食堂(instagram
住所:東京都世田谷区梅丘1-21-7 梅ヶ丘駅前ビルB1F
営業時間:月・火・水曜日 11:30~15:00、17:30~22:00

フリーライター・編集者・ブロガー(東京都世田谷区)

1971年生まれ、世田谷生まれ世田谷育ち。20代はDBエンジニア、30代は社内SEで、40代からフリーに。執筆ジャンルはIT・ガジェット・旅・グルメ・歴史など。編集はエンターテインメントメディアを。初めての店で馴染み客っぽくなるのが得意。

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