物価が上がれば、より「お得なもの」を求めるものですよね。外食でいうなら、同じ価格で、より品質の高いもの・より量の多いものが挙げられます。下北沢から徒歩数分の「香港餃子酒場」は、なんとランチタイムに
・ライス
・麻婆豆腐
・漬物（ザーサイなど）
・サラダ
・スープ
・デザート
が食べ放題になるという腹ぺこたちの聖地のような香港料理店です。今日はガッツリ食べちゃうぞ、と思った日に、ついつい足が向いてしまうお店です。

下北沢駅西口改札（京王井の頭線の新代田寄りの改札）から鎌倉街道を笹塚方面に進んで約3分。下北沢成徳高校の手前にお店があります。クリーニング店が目印。

ランチは11時から15時まで。980円です。2022年秋の日本はどこもかしこも値上げばかりですが、取材時点で価格が変わらないのは嬉しいところ。

写真を見てメインディッシュを決めれば、あとは料理が到着するまでの間に食べ放題の食材を運んできましょう。

私が訪れたときには、食べ放題ゾーンはこのようになっていました。左からマーボ豆腐、ライス、スープ、漬物（ザーサイ）、味付け卵、サラダです。卵の奥にデザートがありました。残したら別料金、らしいので、食べられる量だけ取りましょう。

麻婆豆腐は保温器に入っていて温かいものが食べられます。豆腐たっぷり。当然ながらおかわりフリーです。

ご飯もいくらでもどうぞ、の姿勢が好印象。正直、麻婆豆腐とご飯のローテーションだけでもイケますね。ご飯と麻婆豆腐を同じ器にいれて、簡易麻婆豆腐丼にするのもアリです。

この日は卵スープがありました。中華風の出汁が効いていて、とろみもあっておいしい。

ザーサイ好きとしては、これが食べ放題というのはご褒美に近いものがあります。ピリ辛で、ご飯のアテにいくらでもいけます。

野菜もあるので栄養バランスに不安無しです。

味付きのゆで卵もありました。正直、メインディッシュなくても食事が成立しているような気がします。ただ、他のものを頂いておなかいっぱいで、卵に着手したことがありません･･････。

デザートは杏仁豆腐に、フルーツ風味のゼリー状のものが合わさったものでした。

食べ放題の食材を選んでいる間に配膳されたメインディッシュ。この日は回鍋肉（ホイコーロー）を頼みました。ボリュームがあり、欲を出して食べ放題の食材を取りすぎると、完食が厳しくなるくらいあります。

デザートと卵以外を並べてみました。一人分のスペースが完全に埋まります。

回鍋肉は味噌も効き、お肉も良く火が通っていて美味しいです。キャベツやにんじんの歯触りも良く、食べ甲斐があります。

店内は二人席・四人席のテーブルがメインです。時節柄、会話を楽しみながらとは書けませんが、複数人で連れ立って食事を楽しむのも良いですよ。

下北沢駅付近でも、北西エリアの外れでそれほど人が多くないところです。たっぷり中華料理をたべられる穴場店です。おなかが空いた人は一度訪れてみると良いのではないでしょうか。