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入園無料なのにこの景観!文京区「肥後細川庭園」で肥後花菖蒲をめでる

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こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、文京区にある「肥後細川庭園」をご紹介します。

肥後細川庭園があるのは、東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」、東京メトロ東西線「早稲田駅」から徒歩15分の場所。

「ホテル椿山荘東京」の隣にあります。

肥後細川庭園がある辺りは、かつて ”椿山” と呼ばれていた景勝地でした。これが「椿山荘」の名前の由来だそうです。

「肥後細川庭園」は入園無料で美しい景観が楽しめる

肥後細川庭園の面積は18,500平方メートル。大きな池を中心に、ぐるっと周囲を歩きながら散策できる「池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)」です。

熊本藩主・細川家の下屋敷だった場所にあり、平成29年3月に「新江戸川公園」から「肥後細川庭園」に名称を変更しました。

肥後というのは、現在の熊本県にあたる旧国名です。

約28種類の肥後花菖蒲を楽しめる

肥後細川庭園の花菖蒲
肥後細川庭園の花菖蒲

肥後細川庭園では約28種類の肥後花菖蒲を楽しむことができます。品種によって開花時期が異なり、本格的な見頃は例年6月に入ってから。中旬すぎ頃までは見頃がつづきます。

筆者が訪れた5月下旬は、まだ少数ですが花菖蒲が咲いていました。綺麗な紫色をした花菖蒲は庭園に彩りを与え、風情のある景色を楽しむことができました。

肥後細川庭園の紫陽花
肥後細川庭園の紫陽花

園内では紫陽花も咲きはじめていました。どちらも本格的な見頃は6月に入ってからのようです。

樹林地があり自然がいっぱい

土地のアップダウンを生かした庭園になっており、丘陵の樹林地では自然浴が楽しめます。暑い日には涼を感じられる場所で、庭園を見下ろす眺めにも癒されます。

肥後細川庭園の十三重塔
肥後細川庭園の十三重塔

丘陵地には「十三重塔」もあり、この辺りにはベンチが設置されています。

階段をのぼった先には永青文庫

永青文庫
永青文庫

長い階段をのぼった先には、細川家に伝来する美術品や歴史資料を展示する「永青文庫」があります。

建物は、旧細川侯爵家の家政所(事務所)として昭和初期に建てられたものだそうです。

藤棚のある出島

大池に突きでる形で、立派な藤棚がある出島があります。写真では藤棚は見えづらいですが、ツツジと藤が満開の時期に訪れたら、さぞ綺麗なことでしょう・・・。

「松聲閣」でお抹茶をいただきながら庭園を眺める

明治20年頃に細川家の学問所として建てられた「松聲閣(しょうせいかく)」。大正14年に大規模な改修がされ、平成28年1月16日にリニューアルしました。

休憩室「椿」でお抹茶をいただく

松聲閣にある休憩室「椿」では、お抹茶をいただくことができます。

あたたかいお抹茶にはお菓子がつき600円。「加勢以多(かせいた)」というお菓子は細川家秘伝の銘菓を復元したもので、もち米のおぼろ種に、カリンを使った羊羹をはさんだお菓子です

筆者が訪れたときは、松聲閣の方が丁寧にお菓子の説明をしてくださいました。

松聲閣にある休憩室「椿」
松聲閣にある休憩室「椿」

休憩室「椿」では庭園を眺めながら時間を過ごすことができます。誰もいなければ、庭園を間近にのぞむ真ん中の特等席が利用できます。

松聲閣の方が窓を開けてくださり、心地のいい風を感じながら、庭園散策で疲れた足を休ませることができました。

2階は庭園を一望する展望所

松聲閣の2階
松聲閣の2階

松聲閣の2階は、庭園を一望する展望所となっています。自由に見学でき、また松聲閣にはトイレもあります。

「肥後細川庭園」をのんびり散歩する休日はいかが?

文京区目白台にある「肥後細川庭園」はいかがでしたでしょうか。入園無料でこんなに風情のある素敵な景観を楽しめるなんて、本当にありがたい場所だと感じました。

お礼もかねてお抹茶をいただく時間を過ごしましたが、窓から入る心地のいい風を感じながら庭園を眺める時間は、ひと言「最高」です。

つぎの休日、「肥後細川庭園」をのんびり散歩する時間を過ごされてみてはいかがでしょうか。

肥後細川庭園
住所:東京都文京区目白台1-1-22
電話番号:03-3941-2010
開園時間:午前9時〜午後5時(2月〜10月まで)/午前9時〜午後4時30分まで(11月〜1月まで)※それぞれ入園は閉園の30分前まで
休園日:12月28日〜1月4日
公式サイト(外部リンク)

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