椿の名所「宝戒寺」で梅も咲き始める!鶴岡八幡宮そばで静かに佇む花寺へ
こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、鎌倉の花寺のひとつ「宝戒寺(ほうかいじ)」をご紹介します。「宝戒寺」は、鎌倉随一の神社「鶴岡八幡宮」のすぐ近くにあります。
「宝戒寺」は鎌倉の花寺のひとつ
鎌倉には、四季折々の花が境内を彩る”花寺”がいくつかあります。その中のひとつが「宝戒寺」です。とくに有名なのは秋の萩。通称”はぎ寺”と呼ばれるほどです。
萩以外にも季節ごとに花を楽しめ、一年の中でも花が少ない1月でも、椿を中心に、美しい花をちらほらと楽しむことができます。
しかし花を目的に訪れるなら、もう少し時期をずらして、枝垂れ梅が咲く時期に訪れるといいでしょう。枝垂れ梅と椿の共演が楽しめます。
「宝戒寺」は鎌倉を代表する椿の名所
鎌倉で椿が楽しめる場所は多いですが、その中でも「宝戒寺」は椿の名所とも呼べるお寺です。境内には椿がいくつも植栽されており、11月末〜3月まで時期をずらしながら咲きます。筆者が訪れた2024年1月17日現在も、わずかながら椿が楽しめました。
地面に落ちている椿の花びらもアートのようです。
上の写真の椿は、参道に咲いている椿です。
ピンク色の椿も綺麗に咲いていました。
白い椿も発見!これからどんどん咲いていきそうです。
1月の「宝戒寺」では水仙も咲く
数は少ないですが、水仙も咲いています。
1月の「宝戒寺」では梅も楽しめる
ところどころ梅も綺麗に咲いていました。
宝戒寺は枝垂れ梅でも有名ですが、開花はまだまだ先と言った感じ。見頃は例年2月中旬以降だそうです。枝垂れ梅の足元に水仙が咲いているのがわかるでしょうか?
「宝戒寺」を散策してみよう
宝戒寺が建つのは、北条氏の屋敷があった場所。1335(建武2)、醍醐天皇が足利尊氏に命じて、新田義貞の鎌倉攻めにより滅んだ北条一族の霊を弔うために建立したとされています。
本堂の近くに「平成水琴」があります。柄杓で水をすくって流すと、わりとハッキリした、涼やかな音色が聞こえてきます。
境内で存在感をはなつビャクシンの大木。
宝戒寺の境内では、さまざまな場所で、3つの三角形が描かれた模様を見つけることができます。これは「ミツウロコ」。北条氏の家紋です。
宝戒寺では、離れの広林庵にて写経もできます。写経は月〜木(10:00〜15:00)に体験でき、志納金は1,000円です。
宝戒寺には聖徳太子様をお祀りする「聖德太子堂」があり、お堂の前には、聖徳太子の絵馬がたくさん奉納されています。
「宝戒寺」で静かに楽しむ冬の1日
鎌倉の花寺、とくに秋に見られる萩が有名な「宝戒寺」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。1月はやはり花は少なめですが、少ないなりにも境内は情緒があり、静かに心休まる時間を過ごすことができます。
宝戒寺は鎌倉の観光名所として名前があがるほどではありませんが、門前もとても風情があり、小さくも美しいお寺です。
宝戒寺
住所:鎌倉市小町3-5-22
電話番号:0467-22-5512
アクセス:JR横須賀線「鎌倉駅」東口より徒歩13分
開門時間:9:30〜16:30(10月〜3月は16:00まで)
拝観料:大人300円/中学生200円/小学生100円