「レトルトカレーの進化が止まらない!」レトルトの概念を覆す激うまレトルトカレー3選
どうも、スパイス料理研究家のこうしんりょーたろうです。
皆さん、今レトルトカレーがたいへんな進化を遂げていることをご存じでしょうか。
そう思ったそこのあなたに言いたい!
今レトルトカレーに事件が起こっていると!
世界初のレトルトカレーが発売されたのは1968年、皆さんご存じの大塚食品の「ボンカレー」です。
ボンカレーはその「機能性」と「美味しさ」から大ヒットし、レトルトカレーは日本人の食卓に完全に定着しました。
発売当初のボンカレー決して安い商品ではありませんでしたが、それでも国民はこぞって買ったのです。
それは「美味しかった」から。
しかし、この飽食の時代。レトルトカレーに「美味しい」というイメージはないのではないでしょうか。
嬉しそうにレトルトカレーを勧める私に、周囲の反応は冷ややか。
今やレトルトカレーは美味しい食品ではなく、安くて簡単に食べられる食品、何かあったときの保存食というイメージが定着してしまいました。
だからこそ私は声を大にして言いたい。
「レトルトは美味しくない」そんなイメージはもう古い!
もう一度言う。レトルトカレーは進化している!
今のレトルトカレーはとにかく美味いのだ!
レトルト技術の発展とメーカーの絶え間ぬ努力によりレトルトカレーは今想像を絶する進化を遂げているんです。そのままお店で出されてもレトルトだと気付かないようなハイクオリティな商品が続々と発売されているのです。
「美味しいからレトルトカレーを買う」
ボンカレー発売当初のように、そんな時代が今来ています。
今回はスパイス料理研究家でありレトルトカレー愛好家でもある私が実際に食べて驚愕した「レトルトを超えるレトルトカレー」を紹介させていただきます。
一条もんこ監修 スパイシーバターチキンカレー
最初に紹介するのはスパイス料理研究家としてテレビなどでも活躍する一条もんこ氏が監修したスパイシーバターチキンカレー。
「はぁ…」と思わずため息が出るような美しいビジュアル。
大きなチキンの存在感と高級感。
ああ、なんて美しいんだ。
しかし、その美しさに騙されるなかれ。
このカレー、「バターチキンカレー=甘い」という印象を覆し、スパイスがバチバチにキマっているんです。
刺激が欲しいスパイスジャンキーも大満足できる逸品です。
是非食べていただきたい。
馬来風光美食エレン監修 ビーフルンダン
ルンダンとは、牛肉や鶏肉などの塊肉をココナッツミルクと香辛料で長時間煮込んだインドネシアの郷土料理です。
説明不要。とろとろに煮込まれた塊肉が美味しくないわけがない。
こちらのビーフルンダンは、荻窪のマレーシア料理の名店「馬来風光美食(まらいふうこうびしょく)」のエレンシェフが監修しルンダンの魅力をレトルトに閉じ込めた逸品です。
封を開けた瞬間に部屋中に広がるスパイスの香り。
塊肉は優しくとろける。
とにかく美味い。美味すぎる。
私がレトルトカレーにはまるきっかけとなった商品のひとつです。
味楽来監修 カンボジアチキンカリー
カンボジアのカレーすごいです。正直ハマりました。
池袋の中華料理店・味楽来の人気メニューをレトルトにしたのがこちら。
カンボジア人のマスターがつくるカレーは、辛味と甘みのコントラストが素晴らしい。
パッケージにも記載があるが、本当に生唐辛子の鮮烈な辛さとさつまいもの濃厚な甘みがたまらないんです。
ごろごろと具材が入っているのもとても嬉しい。
現地系カレーの魅力がつまった逸品です。
まとめ
この記事はいわゆる安価でお手軽なレトルトカレーを批判するものではないことをあらかじめお断りしておきます。
これがこの記事の主旨です。
(注)オタクによるただの布教活動です。
布教ついでにレトルトカレーのメーカーについても触れておきたいと思います。
今回紹介した3商品は、実は同じメーカーから販売されています。
その名も「36チャンバーズ・オブ・スパイス」
研究家や名店のシェフと提携し、レトルトの概念を覆す尖った商品を数多く世に輩出する素晴らしい会社です。
あまり知られていませんがレトルトカレーはメーカーごとに味のこだわり方やパッケージなどにも個性があります。36チャンバーズ社以外にも個性的なレトルトカレーを販売している会社もあり、購入する際にはメーカーのこだわりポイントを意識するとさらにレトルトカレーを楽しむことができると思います。
今回はレトルトカレーの進化とその魅力についてまとめさせていただきました。
是非食べて驚愕していただきたいと思います。
最近のレトルトカレーまじ半端ない。