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育児で夫婦が揉めたらどうする?保育士がオススメする「夫婦が喧嘩しにくい話し合い方」とは

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。

「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育てや育児に関する情報の発信を行っている現役の保育士です。

今回は頂いたご質問はこちら

Q:たまに会う3歳の孫が娘に怒られて頭を叩かれています。叩くことを注意しても聞く耳持ちません。どうしたらいいのか良いですか?

こちらの解決方法についてご紹介していきたいと思います。

※動画は1分03秒です。

近年、育児は母親が一人でやるものだという考え方はなくなってきました。

そのため、子どもの保育園の送り迎えや家事を父親がしているというような家庭は増えてきているのではないでしょうか。

夫婦(家族)で家事や育児を分担して行うことで、体力的にも心理的にも負担は大きく減るものです。

ところがその一方で、子育てに関する価値観の違いでぶつかるようになったという話も聞きます。

・習い事はやるのか。何歳から始めるのか。
・テレビやスマホはどのくらい使うのか。
・体罰はあっても良いのか。

などといったように、様々な価値観がある中でお互いの意見をすり合わせることが必要です。

しかし、子育てに追われて心に余裕がなくなってきてしまうと、ぶつかり合うことが増えてしまうもの。

ケンカが増えれば、どんどん夫婦関係が悪化してしまいます。

どうすればそんな悪循環を避けられるのでしょうか。

大丈夫!

話し合い方さえ知っていれば、喧嘩は避けられますよ。

これで解決!

育児の価値観の違いで揉めた時には、以下の手順で話し合ってみてください。

1・子どもから話を聞く

まずは大人が話し合う前に子どもの意見をしっかりと聞きましょう。

ゆっくりと時間をとって話せば、ちゃんと自分の意見を話してくれるはずです。

言質を取るように答えを誘導するのではなく、その子はどうしたいのかという本当の気持ちを引き出すことを目指しましょう。

2・大人だけで話す

次に、子どもの意見を踏まえて夫婦(家族)で話し合ってみましょう。

大切なのは子どもの思いを前提として話を進めていくことです。

なぜなら、子どもの意見をベースに置いて議論することで、夫婦の意見が直接ぶつかりにくくなるからです。

しかし、この時に「体罰は法律で禁止されているから」などのように正論を言ってしまうとお互いにヒートアップしやすくなってしまいます。

例えそれが正しかったとしても、ここでは止めておきましょう。

ちなみに、自宅のような閉鎖的な空間で話し合うとヒートアップしやすいため、カフェのような人目のある場所の方が冷静に話しやすいのでオススメです。

3・専門機関の意見を聞いてみる

専門機関というと構えてしまいますが、例えば家の近くにある保育園も専門機関の1つです。

保育園は地域の子育て支援という役割があり、保育園に通っていなくても相談することができます。

夫婦間だけでなく、保育士の意見を聞いてみることで話し合いが解決することもあるかもしれません。

なお、今回いただいたご質問ような体罰等に関しては、児童相談所の方がより専門的な意見を聞くことができるでしょう。

相談しに行ったからと言って、「一度でも叩いてしまったことがあるなら」と直ちに一時保護をされてしまうようなことはありません。

厚生労働省が出しているダイヤル0120−189−783は児童相談所の相談専用窓口で、近くの児童相談所に繋がるようになっています。

まずは電話で気軽に相談することができるので、悩んでいる時には利用してみてくださいね。(虐待の通告のダイヤルではありません。)

いかがでしょうか?

動画では子育ての価値観の相違の中でも、特に体罰の場合を解説しているので、より詳しく知りたい方は動画の方からご確認ください。

面白いと思ったら、ぜひ試してみてくださいね!

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保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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