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子育てを楽しめる人には共通点があった!保育士が教える「子育てがちょっと楽になる子どもとの付き合い方」

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、子育てや育児に関する情報の発信を行っている保育士です。

皆さんは子育てをしていて「辛いな…」と感じることがどのくらいありますか?
毎日3回も4回もそんなことがあると、どうしても気持ちが沈んでしまいますよね。
ところが、これが週に1回や2回になればどうですか。

きっと子どもと一緒にいることが今よりも楽しくなってくるのではないでしょうか。
そんなわけで、今回は子育てを楽しむことができる人の共通点についてご紹介していきたいと思います。

これやってみて!

子育てを楽しく過ごせる人に共通すること。
それは、子どもが泣くことを深刻に考えていないということです。

例えば、0歳の赤ちゃんはすぐに泣きますね。
それは、泣くことでしか自分の思いを伝えることができないため仕方のないことでしょう。
ところが、2〜3歳くらいになるとどうでしょうか。
拙い言葉ではありますが、自分の気持ちを言葉にすることができると思います。

それでは、自分の気持ちを言葉にすることができる子が泣くことに対して、深刻にしてしまうとどうなるでしょうか。
子どもは自分の気持ちを話すことができるにもかかわらず、泣いて自分の想いを伝えようとすることで育児が大変になってしまうのです。
子どもが泣くことを深刻に捉えていると、「どうしたの?」「大丈夫?」「どこが痛いの!?」といった大人から声をかけることが多くなると思います。
すると、子どもが自分の気持ちを言葉で話す必要がなくなってしまいますね。
どんなに多くても、指をさす程度でやり取りが終わってしまうでしょう。
これでは、“何か困ったことがあれば泣いたら良いんだ”と考えるようになってしまいます。
そのため、育児において最もイライラする原因の1つである子どもの泣き声を耳にする機会が非常に多くなってしまうのです。

一方で、子どもが泣いていることを深刻にせず、「どうした?」「何かあったのかな?」と問いかけるように声をかけているとどうでしょうか?
子どもたちは「友達におもちゃを取られちゃったの」「ドアに足をぶつけて痛かったの」と自分で大人に説明する必要がありますね。
そういったやり取りを繰り返しながら、“泣かなくても大人は助けてくれるんだ”ということを成長とともに学び、泣かずに助けを求めるようになっていくのです。

このようにして、大人がイライラしがちな時間を減らしていくことで、相対的に子どもと楽しく過ごせる時間が増えるのです。

なぜ子ども泣き声はなぜ不快?

ここで気になるのが、なぜ子どもの泣き声は私たち大人にとって不快に感じるのかということです。
実は、驚くことにこれにはちゃんと理由があると言われています。
もし、赤ちゃんの泣き声が人間にとってとても心地良いものだったらどうなるか想像してみてください。
恐らく、赤ちゃんが泣いても誰もかまってくれず、赤ちゃんにとって命に関わる重大な問題となるでしょう。
一方で、泣き声を不快に感じることによって「なんとかして泣き止ませたい」と考えますよね。
赤ちゃんも生きていくために、必死になって泣いているのです。
子どもの泣き声への対処方法について詳しく知りたい方は、下記の関連記事からどうぞ!

子どもの泣き声は大人にとって非常に大きな精神的負担になってしまうもの。
子どもが泣くことを深刻に捉えないことで、少しでも子どもが泣く回数を減らし、楽しく会話する時間が増えていくことでしょう。

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保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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