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子どもの便秘には原因があった!子どもが便秘になりやすい3つの時期とその対処方法について保育士が解説

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、子育てや育児に関する情報を発信している保育士です。
今回は頂いた質問はこちら。

Q:保育園でうんちに行けず、「おなかが痛い」といって毎日帰ってきます。保育園でどうすればトイレに行けるようになると思いますか?

子どもたちにとってうんちといえば恥ずかしいもの。
特に、友達から嫌なことを言われてしまうのを気にする子も多いのではないでしょうか。
ところが、うんちを我慢することで、便秘になってしまったり、便秘が原因となって体調不良を引き起こしてしまったりすることもあると思います。
子どもたちが気持ちよく保育園でうんちをするにはどうしたら良いのでしょうか?
今回はこちらの解決方法についてご紹介していきたいと思います。

これで解決!

結論からいうと、病院で便秘の治療を受けた後、保育園で「うんちの時は友達と時間をずらしてトイレへ行かせてほしい」と頼んでみると良いでしょう。
そもそも子どもの便秘といえば、うんちが排出されずに直腸に溜まってしまうことがほとんどの原因です。
まずは子どもが便秘になりやすい3つの時期についてお話ししていきましょう。

1 離乳食を始める時期

この時期は、母乳やミルクのような液体から、固形物へと食事が少しずつ移行していく時期です。
離乳食が始まる前のうんちには形がなく、自然と押し出されて排出するような形で排便します。
ところが、離乳食が始まるとうんちに食物繊維が含まれるため、形のあるうんちが作られるようになります。
しかし、おなかに力を入れて、これを上手く排便することが赤ちゃんにはできません。
腸にうんちが残ってしまい、便秘になってしまいます。

2 トイレトレーニングの時期

トイレトレーニングを始める時期は、自分の意思でうんちを出すことができるようになる時期です。
これは一方で、うんちを我慢することもできてしまうということでもあります。
例えば、遊びに夢中になっていてトイレに行くことを面倒に感じたり、トイレに嫌な印象を持っていたりすると、子どもたちはうんちすることを我慢してしまいます。
すると、我慢することが原因となって便秘になるのです。

3 小学校へ進学する時期

就学の時期は、生活習慣や生活リズムの変化が原因で便秘が起こると言われています。
例えば、朝起きる時間や朝食の時間も、保育園から学校の時間に合わせて変化します。
また、授業中はトイレへ行きたいことを言い出しにくいといった要因もあるでしょう
他にも、友達の目を気にして我慢してしまうなど、うんちに対する恥ずかしさが強くなる時期であり、うんちを我慢することが原因となって便秘になってしまいます。

気持ちよくトイレへ行くために

それでは、便秘の治療をした後に、再び便秘にならないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか。
大きく分けて2つご紹介したいと思います。

1 トイレを安心できる空間に

トイレが安心できる環境でないと、どうしても子どもたちはうんちを我慢するようになってしまいます。
特にトイレトレーニングの時期は、ぬいぐるみを置いてみたり、シールを貼ってみたりと、様々な方法を試してみると良いでしょう。
子どもたちのの状況に合わせて、トイレで安心して過ごしたり、興味を持ったりできるような環境を作っていくと良いと思います。
また、自宅と違って保育園のトイレは安心して使えないといった子もいます。
友達の目が気になってしまうケースが多いため、冒頭でお伝えしたように、保育士に「うんちの時は友達と時間をずらしてトイレへ行かせてほしい」と配慮してもらうように伝えることも有効でしょう。

2 食後にトイレへ

食後は大腸が動くため、便意に関係なくトイレへ行くようにしましょう。
排便のリズムを整えていくことで、うんちを出しやすくなります。

便秘は体の不調や食欲の低下など、様々な問題を引き起こす原因となります。
子どもたちの便秘の原因を知り、トイレを安心できる空間にすることで、子どもたちも気持ちよく過ごせるようになるのではないでしょうか?
その他、育児や保育園などの子どもに関する質問はぽん先生の質問フォームより募集中です!

保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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