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休日の寝だめは逆効果!?睡眠負債の解消にはならないNG睡眠3選

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

連休、冬休み、年末年始の休暇で、普段の疲れや睡眠不足を解消しておこうという方は多いのではないでしょうか。しかし、寝たい時間に好きなだけ寝るという生活は体に負担がかかり、逆に疲労が蓄積してしまう可能性もあります。

この記事で紹介すること
・睡眠負債とは?
・睡眠負債の解消どころではない、NGな睡眠3選

・睡眠負債とは?

普段の睡眠不足が蓄積し続け、体に負担がかかっている状態です。日中のダルさ眠気集中力やパフォーマンスの低下、さらには肥満、高血圧、糖尿病のリスクも高くなるといわれています。
特に日本人は世界的にみて睡眠時間が短い傾向にあり、睡眠負債を抱えている人が多いといわれています。睡眠時間の確保に加え、睡眠の質が悪いことでも睡眠負債へ影響します。睡眠時間の確保とともに、質の良い睡眠をとることも大切です。

・睡眠負債の解消どころではない、NGな睡眠3選

❶昼夜逆転の生活

長期休暇や連休時には、昼夜逆転の生活をしてしまう方はいらっしゃいませんか?昼間は寝ていて、夜にテレビや動画、ゲームなどをする生活リズムでは、睡眠時間を確保していても体内時計が乱れて体に負担がかかってしまいます。日本にいながら時差ぼけ状態になってしまうため、休日明けはダルさや疲労感が残ってしまいます。

❷昼頃まで眠る

睡眠時間を確保したいからといって、いつも起きる時間よりずっと遅い時間まで寝ていませんか?起きる時間を後ろ倒しにしてしまうことでも体内時計が乱れ、体に負担がかかります。睡眠中央時刻(就寝時刻と起床時間の中間時刻)がいつもの時刻より2時間以上ずれると、体内時計が乱れやすくなります。生活リズムを保ちながらいつもより長く寝たい場合は、いつもより早い時間に寝て睡眠時間を確保するようにしましょう。

❸寝だめ

睡眠負債といわれるように睡眠は不足することにより「負債(借金)」になりますが、寝だめをして「貯金」することはできないといわれています。寝だめという言葉は存在しますが、必要以上に眠ることはおすすめできません。時間があるからといって休日明けに備えてたっぷり寝ても、過度な寝すぎは体へ悪影響です。

さいごに

年末年始などの長期休暇や連休は、普段たまった睡眠負債を解消しやすい時期ですが、生活リズムを乱してしまったり無駄に寝すぎてしまったりしては、睡眠負債の解消どころか体へ負担がかかってしまいます。いつもの生活リズムをキープしつつ、正しい方法でしっかりと体を休めましょう。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、健康系やインテリア系記事のライターをしたり、薬局で勤務したりしています。

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