その頭痛、実は寝すぎが原因!?知っておきたい、長時間睡眠による頭痛の予防法
睡眠不足が注目されがちですが、逆に寝すぎることでも体の不調が引き起こされる可能性があります。長時間睡眠による不調の1つが「頭痛」です。
頭痛で悩んでいる方、もしかしたら「寝すぎ」が原因かもしれません。
・寝すぎるとどうなるの?
疲労回復のための睡眠かもしれませんが、過度な寝すぎは疲労回復どころか逆に疲れが蓄積してしまいます。さらに、肥満や糖尿病、心疾患などのリスクが高くなる可能性もあるようです。
最適な睡眠時間には個人差があります。朝に疲労感を感じずすっきりと目覚められる、日中に過度な眠気が起こらない、夜は10~15分程度で寝付ける、休日に寝だめする必要がない、などが適切な睡眠がとれている状態の目安になります。長すぎず短すぎない、自分に合った時間の睡眠をとりましょう。
・タイプ別、寝すぎによる頭痛の予防法
寝すぎが原因となる頭痛は大きく2種類が考えられます。それぞれ予防法が異なるので注意が必要です。
❶寝すぎによる「片頭痛」
片頭痛の特徴は、こめかみや後頭部がズキズキと波打つような痛みです。長時間睡眠により、頭の血管が広がることで周りの神経を刺激し、痛みが発生します。
この場合、冷やすことで血管が収縮し痛みが緩和されやすくなります。冷却シートや冷たいタオルで、傷む部位や首の後ろを適度に冷やしてみましょう。ただし冷やしすぎには気をつけましょう。
❷寝すぎによる「緊張型頭痛」
緊張型頭痛は、頭を締め付けられるようなじんわりとした痛みの頭痛です。片頭痛に比べると、痛みの程度は強くないといわれています。
緊張型頭痛は、肩や首に負担がかかる姿勢で長時間寝たまま過ごすことで、筋肉が緊張してしまい痛みが発生しやすくなります。枕の高さが合っていないときも、こちらの頭痛が発生しやすくなるでしょう。
この場合は、凝った筋肉の緊張をほぐすことで痛みが緩和されやすくなります。蒸しタオルで温めたり、マッサージをしたりしてコリをほぐしてみましょう。
さいごに
今回ご紹介したように、寝すぎが原因となる頭痛には種類があり、予防方法が異なります。また、寝すぎが原因でない可能性もあります。
自己判断が難しい場合、痛みが強い場合は無理せず医療機関への受診をおすすめします。