バインミーはベトナムのサンドイッチ。現地では歩きながら、仕事をしながら、片手で持って朝昼晩問わず食べているんですって。2016年に東京で誕生したベトナム料理 ベトナムサンドイッチ専門店「バインミーシンチャオ」の17店舗目として、姫路店がオープンしました。

ミチャをはじめ約10種のバインミー

姫路駅から徒歩数分、パステルおみぞのパステルガーデン2階奥に広がるベトナムワールド。

「シンチャオ（こんにちは）」と言って入る勇気はなく、静かに席に着きました。テーブル席とカウンター席があります。壁にはベトナム北部・中部・南部の風景写真、エキゾチック！

最初に注文口でメニュー表を見てオーダーし、食べ終わると返却するシステムです。

パクチーが苦手な人は、オーダー時にスタッフに伝えておきましょう。

テイクアウトもOK！

バインミーは、変わり種を含めると11種類。姫路店オーナーのグェン ホァイ ニョンさんにミチャ（粒黒こしょう入りのベトナム豚肉ハム）のほか多くの具が入った「スペシャルバインミー」と「焼き豚肉バインミー」を薦められました。ベトナムでも人気の具材みたい。
シンチャオの名物ドリンク、シンチャオティーも。

約20ｃｍのパンに具がたっぷり

バインミーは、手が汚れないよう袋に入れて食べ進めます。オリジナルのフランスパンの長さは約20cm。

ミチャ、チャーシュー、焼き卵、キュウリ、なます、長ネギ、パクチー、レバーペースト、卵バター、特製ソース、チリソースをパンにサンドした「スペシャルバインミー」。豪華です。

ソースはまろやかでミチャやチャーシューとマッチ。全体としてほんのり甘さを感じました。焼き卵がマイルドにしているのかしら。今までに食べたことのない味。
辛いのが好みなら、受け取り口付近のチリソースやこしょうなどを使って、セルフでどうぞ。

「スペシャル」と比べて、ほんの少しピリッとしているのが「焼き豚肉バインミー」です。

焼き豚肉にキュウリ、なます、長ネギ、パクチー、レバーペースト、卵バター、特製ソース、チリソース。レモングラスで香りづけしてある豚肉はさわやかに仕上がっています。なますの酸味と食感が、シャキッと口内を整えてくれますしね。

バインミーはボリューム満点！ なるほど、モーニング、ランチ、ディナー、どのタイミングでも楽しめます。

ミークアンは2度目の来店時に

シンチャオティー「もも・オレンジ＆レモングラスティー」は香りがよく、あふれる清涼感。バインミーのために作られたのでしょうか。合間合間に飲むと、都度、新たな気持ちでバインミーに向き合えます。

仕事終わりには、ベトナムビール「333（バーバーバー）」をグビッといきたいところです。

ミークアン（ベトナム風きしめん）を姫路市内で提供しているのは同店だけとのこと。しかもグェンさんとともに働いている妻のファム ターイ ウイエンさんは現地でミークアンの店を営んでいたとか。関心を示す千姫に「まずはバインミーを」とグェンさん。「2回目に来たとき、ミークアンにしましょうか」と聞くと、大きくうなずくグェンさん。分かりました！

今度はシンチャオで、ミークアンを食べチャオ。うふふん。