【姫路市】レコードの音を奏でる針のように、ライフスタイルを彩るきっかけになるインテリアショップ
旧あぼし一番街に、ひときわ目立つシンプルで洗練された外観。インテリアショップ「-RECORD-(リコード)」です。ガラス窓のある木製ドアを開けると、生活を豊かに彩るアイテムの数々がディスプレーされていました。
コンセプトは「人との縁を大切に」
2021年7月に設計デザインとリノベーションの会社を開業した金谷考祐さん。インテリアショップは翌年1月にオープンしました。ショップは築90年の洋品店を、打ち合わせスペースと事務所はおくどさんがあった昭和40年代の家屋をリノベーション。「温故知新」の四字熟語が浮かんだ千姫でした。
考祐さんはこれまで建築現場の管理やインテリアショップも運営する建築設計事務所での勤務、住宅の営業などに携わってきました。設計を担う妻の愛里沙さんと共に二級建築士です。
コンセプトは「人との縁を大切に」。店名の「-」(ハイフン)は「つなぐ」という意、「RE」は「再生する」、「CORD」は「つなげる役割」。「レコード」とも読めます。レコードは円形ですものね。考祐さんは「針を落とすとレコードの音が流れるように、自分たちが皆さんのライフスタイルを彩るきっかけになれば」と話します。
廃ガラスや古材をリユースしたアイテム
ショップに並ぶアイテムは夫妻が家具や雑貨メーカーのカタログで選定し、注文。自分たちで使いたいと思うものが大前提、SDGsの観点も取り入れています。
タンブラーには廃自動車の窓ガラスを再利用しています。軽くて、縁(ふち)が薄くビールなどが飲みやすい。うっすら緑色が入り、光の加減で色の変化が楽しめます。
こちらも車の窓ガラスがタンブラーに。
重厚感があって、ずっしり。色味や形状は一つとして同じものがないそうです。
車窓を活用したテーブルウェアは、父の日のプレゼントをはじめ贈り物にすると商品の背景にまで話が広がりますよ!
パイン古材のダイニングテーブル。時を経て生まれた質感が落ち着きを醸し出します。
廃材を使用したものはショップの内装にも。考祐さんの友人の実家で捨てようとしていた雨戸。手を加えると、おしゃれに。
そのほか、古民家から出てきた資材をフローリングにしているところも。古材や古家具の活用方法も相談したくなりますね。
インテリアのトレンドもチェック!
トレンドにも敏感な夫妻。レザーに見えるソファはレザーではないのです。「レザーテックス(R)」という素材。通気性がよく、傷がつきにくいのが特徴です。
ルームフレグランスは気持ちを切り替えたいときに。今なら真夏へ向けて。
Colonのリードディフューザーはパワーストーンのようなカラーリングで石に合わせて香りを配合、BLENDはスティックを挿すだけでOK! 異なるフレグランスのスティックを混ぜるとオリジナルのものに。
旧あぼし一番街界隈で育った考祐さんは、地元に対する愛着もひとしお。「今ある空き家をリノベーションし、活性化していけたら」との目標を掲げます。
「-RECORD-」が地域を「リード」する役割も果たしていくのでしょう。
-RECORD-(リコード)
住所:兵庫県姫路市網干区新在家569
電話番号:079-255-2584
営業時間:11:00~16:00
定休日:水、木曜
駐車場:あり