【姫路市】比類なき美しさ、軽さ、薄さ。「ペーパーレザー」のバッグやペンケース、小物の数々に満たされる
姫路市青山、国道2号線をほんの少し北へ入ると、大通りとは様相が変わり、緑あふれるエリアに。雑貨のセレクトショップ「Osmund Drive」が現れます。雑貨といってもアパレルも食器もアクセサリーも、その他いろいろそろっていて、幅広いラインアップ。唯一無二のオリジナルブランド作品も並んでいるし、ワンダーランドなのです。
革なのに革っぽくないレザーグッズ
今年3月に20周年を迎えた同店。オーナー・伊森剛樹さん、スタッフの大井僚子さんと吉岡幸子さん、お客さんの「好きなもの」を集めています。お客さんも関わっている!? 「はい、お客さまの意向もお聞きします」と大井さん。もはやみんなの「Osmund Drive」ではないですか。オープン当初から通う人も多く、素敵な関係性が伺えます。
2022年2月にはオリジナルブランド「7iro(ナナイロ)」が誕生しています。
「Osmund Drive」も運営し、半世紀以上の歴史がある皮革の薬品会社・伊森商店の「7iro Leather LAB」部門の製品。いや、作品と呼ぶべきか。「もともとは、傷ついたり、汚れたりして使えないたつのレザーを薬品によって蘇らせよう」としたのが始まり。
ミニトート。3、4色をスプレーで。すべて手作業。いかがです?
洗練された質感とデザインで、千姫、見入ってしまいました。
本革なのに革っぽくないでしょ。チャック付きのショルダータイプも。
重さを量ってもらうと260g。260gって……。ペーパーレザーと呼ばれる所以ですね。それでいて、薬品でコーティングしてあるから水をはじきやすいんです。革って雨の日は気を使いますからね。
バッグは縦型や横型のトートもあります。
経年変化だけではない、革の持ち味を伝えたかったとは伊森さん。「すっぴんもいいけれどお化粧を施したのもいいでしょう」と。素晴らしい例え。
カードケースやペンケースや小物ケース、ポーチなども。
裏側は銀の箔仕上げ。
小物ケースは同じペーパーレザーのトートにぶら下げるのもGOOD。
千姫は取材バッグに付けました。
インパクト大のレザーパネルや花器も
「たつのレザーパネル」もオリジナリティーあふれる作品。
銀面(表面)と床面(裏面)との組み合わせ、それぞれに違う厚みがあってカッコいい。こちらは経年変化が味わえます。
縦48cm×横38cm、こういうのを事務所に飾りたかった。ネイビーは締まった感じに。
続いて個性的な花器を。北欧らしい。1950年代から半世紀にわたって活躍したデンマークのアーティスト、ビヨン・ヴィンブラッド氏の絵柄です。
鼻が高い。部屋にあったら、とても楽しい。
愉快な雑貨に囲まれて、取材というのに帰りたくないな。
オーナーもスタッフの皆さんも親切で温かく、千姫のどんな質問にも丁寧に答えてもらえました。
年齢も性別も関係なく、誰もがふらりと自分用のプレゼントや贈り物を選びに行きたくなる雑貨店。だって、みんなの「Osmund Drive」ですもん。
Osmund Drive
住所:兵庫県姫路市青山1464
電話番号:079-267-5717
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜
駐車場:あり
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