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【超簡単】平常心を保つ方法は自分の名前で独り言!研究結果が激やば!

いつも穏やかな自分でいたいって思っているけど、腹立つこと言われたり、ショックな態度を取られたり、強いやつにおどされたりすると動揺するやん?

そんなときに平常心でいるには、自分の名前でひとり言をいうと効果的なんやで。

めっちゃ嫌な経験から感情をコントロールする方法が3つの大学の研究から分かった。

ミシガン州立大学、ミシガン大学、ウォータールー大学、それぞれの研究結果を解説するで!

平常心を保つ実験・ミシガン州立大学編

ミシガン州立大学のジェイソン・S・モーザー准教授は実験参加者を2グループにわけて頭に脳波計をつけ、恐怖画像を見せたあとに独り言を言ってもらった。

ミシガン州立大学 ジェイソンモーザー准教授
ミシガン州立大学 ジェイソンモーザー准教授

グループ①「私は怖い画像を見せられて気分が悪い。」

グループ②「ジョン(自分の名前)は怖い画像を見せられて気分が悪い。」

グループ②のほうが冷静にいられた!

ジェイソン・S・モーザー准教授は「自分の名前を使うことにより、物事をまるで他人事のようにとらえることができる。嫌な出来事と心理的に距離を置くことができたため、感情がコントロールできるようになるのだ。」って言ってる。

童謡『サッちゃん』では、自分のことをサッちゃんと呼んでるけど、実は感情をコントロールするスキルを身に着けていたってことやな。

次はミシガン大学。(ミシガン州立大学とは違うで)

平常心を保つ実験・ミシガン大学編

ミシガン大学のイーサン・クロス教授は、参加者52人(人種バラバラ)を2グループに分け、過去の辛い経験を思い出してもらい、独り言を言ってから大勢の人の前でスピーチをする実験をした。

ミシガン大学 イーサンクロス教授
ミシガン大学 イーサンクロス教授

グループ①「私はなぜ恐怖を感じてるのか」

グループ②「ジョン(自分の名前)、または あなた(You)はなぜ恐怖を感じているのか」

グループ②の方が冷静でいられたと言っていた!

そして、スピーチを聞いていた人にアンケートを取ると、グループ②のほうが「心を動かされた」と答えたんや。

イーサン・クロス教授も「自分を他人のように扱うことで客観的に捉えることができ、有益なフィードバックを得ることができる。」って言ってるで。

最後は、ミシガン大学つながりの2人の博士の実験。

平常心を保つ実験・ウォータールー大学編

ウォータールー大学のイゴール・グロスマン准教授は、ミシガン大学出身。

さきほどのミシガン大学イーサン・クロス教授と参加者300人を2グループに分け、1ヶ月間にわたって日記を書く実験をした。

ウォータールー大学 イゴールグロスマン
ウォータールー大学 イゴールグロスマン

グループ①日記の主語は「私」

グループ②日記の主語は「彼」「彼女」

グループ②は感情に振り回されることなく、広い視点で物事をとらえ、妥協点を見つけることがうまくなっていた!

イゴール・グロスマン教授は、「自分を第三者のように捉えられることで、心の距離が発生し、冷静に判断することができる。」って言ってる。

自分のことを「彼」「彼女」と置き換えて考える人のことを『イリイスト』(イリはラテン語で彼を表す単語)と言うねん。

「ブルータスお前もか」で有名なユリウス・カエサルが書いた『ガリア戦記』で、自分のことを「彼」「カエサルは」って書いててんで!

大学で研究されていることが、実は2000年以上も前に考えられていたんやな。

述べ1万人を教えた経験から、自信がない人が多いことに気づき、誰がやっても同じになる自信の付け方を猫のしんのすけが研究しています。考え方を変えるのではなく、心理学や脳科学から簡単で効果的なメンタル改善法を紹介。論文や学説、専門家の書籍、インタビューをやさしく解説します。

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