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【逆効果!】悩みは相談で解消しない!?心理学の他者視点がスゴイ!

悩みがあるときって、誰かに相談する?

アメリカのドラマや映画でカウンセラーに相談するシーンあるよね。

ところが、相談が逆効果って言ってる人がいるねん。

悩みは相談で解消しない?

『悩みを相談すると心の傷を悪化させている。』っていうのは、ガイ・ウィンチ博士。

ガイ・ウインチ博士 出典:American Psychological Association
ガイ・ウインチ博士 出典:American Psychological Association

ウィンチ博士は、「誰かに悩みを相談するということは、嫌な経験を思い出すということ。つまり、心の傷のかさぶたを剥がして、再び流血させるようなものだ。」って言ってんねん。

怒られたり、失敗したりして嫌な思いしたときって、忘れたくてもフラッシュバックするときあるやん?

そのたびに「あー、なんであんな事したんやろう…。」って何度も落ち込んだりするやん?

心理学用語で『反芻(はんすう)』って言うんやけど、誰かに相談するときも、結局、嫌なことを思い出さなあかん。

だから、さらに落ち込むっちゅうわけや。

治りかけでぶり返すことを繰り返していると、風邪をこじらせて肺炎になるように、自力では治すのが難しくなる。

うつ病やアルコール依存症、摂食障害の可能性が高くなるんやて。

ウィンチ博士は、こんな実験をした。

抑うつ傾向のある学生を2グループに分け、課題を渡した。

  • 毎日悩みと向き合って解決するように努力する課題
  • 悩みとは全く関係ない課題

4ヶ月経過後、悩みと向き合ったグループは抑うつ症状が悪化し、悩みと関係ないグループは抑うつ症状が解消されていた!

つまり、悩みは忘れられていたっていうこと。

でも、頭から悩みが離れないときってあるやん?

心理学の他者視点がスゴイ!

言えば、ウィンチ博士自身もカウンセラーやから、相談してくる人たくさんおるわな。

そのたびに、かさぶたを剥がしてるように思えるけど、1つだけ条件が違うねん。

悩みを話すときは、自分が俳優になって演技していると思うこと。

つまり、自分で自分を演じているっていうことや。

「おままごとちゃうんやから。」って言いたくなるけど、自分を演じると悩みと自分に距離ができる。

その距離のおかげで、対岸の火事のように慌てずに済むんやで。

これを心理学では『他社視点』っていうんや。

おままごとみたいやけど、試してみると驚くほど冷静になれるで!

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