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日本初上陸!植物性アイス「エクリプスコ」都内ファミマで先行販売、クッキーバターなど3種

シズリーナ荒井アイス研究家/リサーチャー
都内で行われた新商品試食会に参加。会場にて「エクリプスコ」を先行試食しました。

■日本初上陸!「エクリプスコ」とは、どんなアイス?

アイロン・ステインハートさん(左)御宮知香織さん(中央)トーマス・ボーマンさん(右)
アイロン・ステインハートさん(左)御宮知香織さん(中央)トーマス・ボーマンさん(右)

 「エクリプスコ」は科学的に牛乳成分を調べあげ、複数の植物由来原料(ジャガイモやトウモロコシなどの「デンプン」)を用いることで乳製品のクリーミーな味わいを再現して開発されたプラントベースアイス。2024年3月12日(火)より、都内のファミリーマートにて先行販売される。

試食会が行われたイベント会場では、アイスクリームショップのようなエリアも特別に設置
試食会が行われたイベント会場では、アイスクリームショップのようなエリアも特別に設置

■牛乳不使用の100%植物性アイス「エクリプスコ」

 アメリカ発の「エクリプスコ」は、100%植物性の原料で作られたプラントベースアイスだ。日本のアイスメーカーでも動物性ミルクではなく、植物性ミルク(豆乳やアーモンドミルク)を使用したアイスも流通しており、2024年3月に入ると「オーツミルク」「ライスミルク」など様々な植物性ミルクを使用したアイスが発売されている。この流れを見ても、日本のアイス業界でも植物性ミルクを使用した海外のトレンドアイスは注目の高さが窺(うかが)える。

 アイロン・ステインハートさんが目指しているのは、デンプンを元にした植物由来の“乳製品”を世界で展開する、食のインフラ企業です。「植物性で人の体にも地球にも動物にも優しい。牛乳を使ったアイスに比べてCO2排出量を65%削減可能であり、エクリプスコは、世界をもっとおいしくサステナブルな未来へ変えていきます。」と日本での新たなるチャレンジを語ってくれました。

アイロン・ステインハートさん
アイロン・ステインハートさん

■「エクリプスコ」は乳製品を一切使用していません

 フレーバーの開発は、ミシュランレストランでシェフを務めた経歴を持つトーマス・ボウマンが担当している。「牛乳(の成分)が何でできているのか、その成分を細かく調べ上げました。牛乳に含まれているのと同じ働きができる成分を、さまざまな種類の植物の中から見つけ出すことに成功したんです。だからこそ、クリーミーでなめらかな舌触りであり乳製品と見分けがつかないおいしさを実現させることができました。さらに我々は、“eclipseco(エクリプスコ)”と書かれた商品を見かけたら〈“エクリプスコ”=おいしい〉と思っていただけるようにしていきたいです。」と力強く思いを発信されていました。

トーマス・ボーマンさん(左)・御宮知香織さん(右)
トーマス・ボーマンさん(左)・御宮知香織さん(右)

■アイス研究家から見た「エクリプスコ」

シナモンやジンジャーの香りが口に広がる「クッキーバター」
シナモンやジンジャーの香りが口に広がる「クッキーバター」

 日本では動物性ミルクを使用した商品が数多く点在しており、植物性ミルクを使用した商品はまだまだブルー・オーシャンだ。2024年3月から日本のアイスメーカーから植物性ミルクの新商品が続々と登場している流れや健康市場の成長を鑑みると10年後には動物性ミルク商品と植物性ミルク商品の販売シェアが同じぐらいになっているのではないかと予測します。「エクリプスコ」を口にして驚いたのは、植物性ミルクのアイスではあるが、食感がボソボソっとしていない点は感動を覚える。植物性ミルクではあるが、独特なエグ味なども軽減されており、食べやすかった。今後のフレーバー展開が気になるところだ。

■クリーミーなアイスを3種の人気フレーバーで

「エクリプスコ」チョコレート、クッキーバター、マンゴーパッション

90ml各351円(希望小売価格)

日本では、アメリカでも人気の高い3フレーバーを販売。シナモンやジンジャーの香りが口に広がる「クッキーバター」、ショコラティエが作る濃厚なショコレートを混ぜ込んだ「チョコレート」、ジューシーなマンゴーとパッションフルーツを使用した「マンゴーパッション」がラインアップする。

【詳細】

プラントベースアイス「エクリプスコ」90ml各351円(希望小売価格)

発売日:2024年3月12日(火)

取扱店舗:都内ファミリーマート

※一部店舗にて先行販売、店舗によって取扱のない場合あり

フレーバー:チョコレート、クッキーバター、マンゴーパッション

【問い合わせ先】

エクスリプス・フーズ・ジャパン株式会社お客様相談室

TEL:0120-005-510

取材協力:エクスリプス・フーズ・ジャパン株式会社

スチール:シズリーナ荒井

アイス研究家/リサーチャー

1歳1ヶ月からこれまでに食べたアイスの数は、およそ6万個以上。(初めて食べたアイスは「ガリガリ君 ソーダ味」)「アイスは単なるデザートではなく冷凍食品」であることに気がつき東京藝術大学へ進学、年間4,000種類ものアイスの食べ方を研究しイートデザイナーとして「魔法のアイスレシピ」(KADOKAWA)を出版し話題に。様々なメディアを通じて独自の視点でアイスの魅力を発信し続けるアイス評論家としても活動中。

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