冬のお楽しみと言えば、鍋、そしてこたつでアイス。そんな欲望を両方満たしてくれるぶっ飛んだアイテムが誕生しました。

関西人ならみな知っている、なにわのモーツアルトことキダ・タロー氏のCMソングでおなじみの「かに道楽」。11月6日の山陰松葉ガニの解禁と同時に、なかなかすごいものをぶっ込んでこられましたよ。

その名もズバリ「かにアイス」。えっ、冷凍ガニ？　となりそうですが、ちゃんと甘いあのアイスクリームです。

どこで買えるの？

かにアイスは、かに道楽道頓堀本店の限定商品。道頓堀本店はグリコの看板がある戎橋のすぐ近くにあります。かにアイスは店舗の中ではなく、入り口横のテイクアウトコーナーで販売されていました。

「もっと気軽にかにを召し上がってもらいたい」というコンセプトから生まれたというかにアイス。お値段も気軽なワンコイン（1個500円）です。

筆者がうかがったのは16時頃。この日は朝の情報番組・スッキリで紹介されたこともあり「もしかして売り切れてるんじゃ……」と、こわごわ向かったのですが、ちゃんとありました！　やったね！

気になりすぎるお味は……？

一番気になるのがそのお味。フタをあけると、真ん中には赤いかたまりが。間違いない、これカニや。

原材料の欄には「国産の紅ズワイガニ」と書いてあります。なんという贅沢！　さすが、天下のかに道楽さんやで……！

購入時に木のスプーンをつけてもらえますが、アイスは結構カッチカチ。手の熱で溶かしながらいただきましょう。

ふたを開けて香りを嗅ぐと、カニ！　これはカニ！　脳がバグる。そして一口。やっぱりカニ！　これ、ええカニの味がする！

そして感じる、ほのかな塩味。こちらはキリバス共和国・クリスマス島の塩。天日干しで作られた海のミネラルを豊富に含んだ貴重な塩です。

しかも、このクリスマス島は日付変更線の一番東に位置し、世界で一番早く新しい朝を迎える島なんですって。なんか縁起までええやん。

食べ進めると「カニ……あれ？　でも甘じょっぱ……？　何食べてるんだったっけ……？」と、不思議な感覚にとらわれます。

ただの面白アイテムじゃなかった！

しかしこのアイス、ただのおもろいアイテムではありません。かにの風味を生かしつつ、バニラアイスに融合させることはむずかしく、開発になんと約２年もかかったのだそう。

気になったら、ぜひレッツトライ。誰かに話したくなることまちがいなしなお味です

その場でワイワイいただくのも楽しいのですが、寒い日はお家に持ち帰ってこたつでアイスもオススメ。市販のペットボトルカバーにシンデレラフィット。2個プラス保冷剤くらいが入りますので、お持ち帰りの場合はぜひご持参を。

開発者の店長さんは「かに」のファンを一人でも多く作りたいという思いから、様々な事にチャレンジしているのだそう。このアイスを食べていたら、なんだか本物のカニが食べたくなってきましたよ。