工藤ノリコさんの4コマ漫画に登場するノラネコのキャラクターから誕生した「ノラネコぐんだん」。昨年10周年を迎え、累計300万部を超える大人気絵本の展示会が、2月12日（月）まで梅田ロフトで開催中です。

約20万人が来場！

東京・松屋銀座でスタートし、全国巡回で約20万人が来場した展示が、パワーアップして梅田ロフトに登場！　最新作の「ノラネコぐんだん ぺこぺこキャンプ」をはじめ、初展示を含む絵本原画200点以上が展示されています。

会場は梅田ロフトの4階。なにやらそれらしいスペースが見えてきましたよ。ノラネコたちが勢ぞろいしています。

累計300万部の人気絵本

「ノラネコぐんだん」は「コドモエのえほん」（白泉社）の大人気シリーズ。こどもはもちろん、おとなのファンも多く、10年で累計300万部を超える人気絵本になりました。

世界で一番売れている絵本エリック・カール著の「はらぺこあおむし」の日本での発行部数が約430万部。こちらは刊行から40年以上かけての数字です。10年で300万部がどれほどすごいかわかりますね。

人気の秘密は？

この絵本、ひとことで説明すると「ノラネコたちがやらかしちゃうお話」。一生懸命やっているんだけど……何やらやらかしてしまいドッカーンと大爆発。最後は8匹そろって反省のポーズがおきまりです。

このドッカーンという大爆発は11冊すべてに入っています。読み聞かせなどでは必ず大爆笑が起きる鉄板シーンだそうですよ。

手描き原画のパワー

会場には200点以上の原画が。手描きの原画を近くでみると、繊細な筆致がわかります。これが原画のもつパワー。やさしい世界観に癒やされますね。

食べ物もたくさん登場します。しかもどれもおいしそう。会場ではお店屋さんのような展示にワクワク。ラーメンおいしそう……。

「ノラネコぐんだんケーキを食べる」に出てくるケーキ屋さんのモデルは、絵本を出版している白泉社のすぐ近所にある近江屋洋菓子店さんなのだそう。

ショーケースを眺めているだけで、幸せな気分になれますね。

会場には制作の際の下描きや資料、実際に使用している画材なども展示されています。すごく細かい描き込み！生のラフ画に感動です。　こうしてノラネコたちは生まれているんですね。

ノラネコぐんだん以外の作品原画も展示されています。どの作品も、心があたたかくなるようなとてもやさしい世界観ですよ。

大阪会場限定のフォトスポットも！

フォトスポットは外のフリーゾーンにも3箇所あります。

中でも会場内にある、ノラネコたちと一緒に反省できるフォトスポットは大阪会場が初登場。　絵本のワンシーンになれるスポット、これは見逃せませんね

さらに、プレゼントキャンペーンも開催。展示会場内のフォトスポットで撮影をし、Xのノラネコぐんだん公式アカウント（@NORANEKO_ROOM）をフォロー。「#ノラネコ展梅田ロフト」をつけて投稿すると、抽選で10名に「ソフビ製ちょきんばこ　はんせい」が当たります。

応募期間は2月12日（月）まで。詳しくは会場の掲示を確認してくださいね。

他会場ではファンはもちろん「なんかかわいかったから……」と、ふらっと訪れるお客様も多かったというこの展示。ちょっと心が疲れているな〜というあなた、ノラネコぐんだんたちに癒やされに来ませんか？

（C）Noriko Kudoh/Hakusensha

取材協力：梅田ロフト