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【いわき市】常磐湯本2大カレーライスの1つ、伝説の「黒いカレー」がここに復活!待望のそのお味は?

SMILE AGAINいわきのグルメを追い求める保険屋(いわき市)

どうも、いわきのグルメを追い求める保険屋 SMILE AGAIN です。

私ども SMILE AGAIN がヤフー地域クリエイターとして、記念すべき第一弾でご紹介しました「常磐湯本2大カレーライス」。                                 

その常磐湯本2大カレーライスの1つ、「玉半」さんは今でも創業当時からオリジナルのまま、名物の「黄色いカレーライス」を提供し続けています。

一方で、「玉半」さんと人気を二分していたお店は、もう閉店してしまいました。

そのお店の名前はレストラン「ヤスヒロ」

レストラン「ヤスヒロ」といえば、常磐湯本町でも「知る人ぞ知る」隠れた名店。

「ヤスヒロ」のマスターが作る料理はどれも完成度が高く、その中でも常連さんを惹きつけて止まなかったメニューが「黒いカレー」です。

「ヤスヒロ」が突然お店を閉めたと聞いたとき、ガックリと肩を落としたファンも多かったでしょう。

あの「黒いカレー」をもう一度!

そんな声を一身に背負い、「黒いカレー」を見事に復活させたお店が今回ご紹介する「橋本酒店」さんです。

「橋本酒店」さんは名前の如く、常磐関船町にある老舗の酒屋さん。

そんな「橋本酒店」さんが「ヤスヒロ」「黒いカレー」を復活させるまでには、さまざまな経緯がありました。

ひとつはタイに住んでいた娘さんご夫婦が、いっしょに暮らすようになったことを契機に、酒屋さんの一角で本格的なタイ料理の提供を始めたこと。

このタイ料理を始めたことが伏線となり、「黒いカレー」の再来を強く熱望する1人のファンから「ヤスヒロ」のマスターに、「橋本酒店で黒いカレーを出してみないか?」という提案に発展します。

それまで「ヤスヒロ」のマスターのもとには、「黒いカレー」の出店依頼やレシピを教えて欲しいなど、幾多のオファーがあったとお聞きしました。

最終的に、さまざまなオファーがあった中から「橋本酒店」さんで「黒いカレー」を提供することに、「ヤスヒロ」のマスターは快く引き受けることになります。

そこから「黒いカレー」に関するレシピはもちろんのこと、作り方のすべてを「ヤスヒロ」のマスター本人から直々に伝授していただくことに。

こうして伝説となっていた「ヤスヒロ」「黒いカレー」が、さまざまな経緯を経て見事に復活することとなります。

かつての「ヤスヒロ」ファンでもある私としては、これを見逃すワケにはいきません。

さっそく実食に向かいます。

店内は酒屋さんだけあって、まずは銘酒の数々が真っ先に飛び込んでくるでしょう。

ちょっとイートインスペースを覗かせてもらうと、木の温もりを感じる立派なテーブルが中央にあり、落ち着いた雰囲気を感じます。

もちろん「黒いカレー」をオーダーしてちょっと待っていると、

ほどなくしてやってきました。

待ち望んだ「黒いカレー」が!

カレーとご飯が分かれて出てくるあたり、当時の「ヤスヒロ」といっしょです。

色合いもそのまま。

香辛料が効いた独特の香りは、まさに「ヤスヒロ」「黒いカレー」

ここでご注意ください。

「ヤスヒロ」「黒いカレー」といえば当時から、かなりの「激辛」で有名でした。

「ヤスヒロ」「黒いカレー」を美味しいと聞きつけ、お店にやってくるお客さまは多かったのですが、ここで「黒いカレー」を一気にドバドバっとご飯にかけてしまうと、味わうどころか辛くて食べられなくなります。

少しずつご飯にかけながら食べましょう。

待望の一口目。

複雑に交差する香辛料の風味が口の中で一気に花咲き、そして、かなりの辛さが一口目からガツンとやってきました。

その後にじっくり旨味がやってきて、辛さばかりが強調されていない味の奥行というかコクの深みを感じます。

ここでじんわり汗が噴き出してきました。

昔もよく「黒いカレー」を注文したときは、汗だくで食べていましたから。

この刺激的な辛さは当時を思い出しますね。

具材も良く煮込まれていて、ルーとの一体感があります。

辛みの中に旨味を感じながら、しっかりしたカレーのコクを楽しむ。

そして後味で複雑に絡み合ったスパイスの余韻が味わえるあたりが、「ヤスヒロ」「黒いカレー」であることを感じる瞬間です。

かつて一世を風靡したした常磐湯本2大カレーライスの1つ、「黒いカレー」を味わえば当時の湯本町の風景が、よみがえってくる方々も多いかもしれません。

「ヤスヒロ」のファンだった方もそうじゃなくても辛い食べ物が平気なら、ぜひ「橋本酒店」さんに足を運んでみてください。

そこには「黒いカレー」でしか味わえない、「辛さ」「旨さ」が待っていることでしょう。

クセになる味わいですよ。

次回はタイ料理も食べてみたいですね。

「橋本酒店」さんの楽しみは、まだまだこれからです。

橋本酒店
住所:福島県いわき市常磐関船町迎35-2
営業時間:11:00~14:00(ラストオーダー14:00)
     17:30~20:30(ラストオーダー20:00)
定休日:月曜日
    第3・第5日曜日
電話番号:0246-42-2248

いわきのグルメを追い求める保険屋(いわき市)

福島県いわき市で保険屋を営む傍ら、本業そっちのけでいわきのグルメを追い求めるミドルエイジ。東日本大震災も新型コロナも乗り越えた「いわきの今」をお届けします。

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