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【いわき市】今のうちにしっかり味わいたい老舗の和洋菓子。いつかその美味しさが思い出になる前に。

SMILE AGAINいわきのグルメを追い求める保険屋(いわき市)

どうも、いわきのグルメを追い求める保険屋 SMILE AGAIN です。

これまで何度かお伝えしてきましたが、”いわきのグルメを追い求める保険屋”を名乗っている通り、私の本業は生命保険の営業です。

その本業で会社さんや個人商店さんなどを回っていると、経営者さんたちの中には共通するあるひとつの問題点を抱えていることに気づきます。

それは「後継者問題」。

すべての会社さんや個人商店さんが当てはまるワケではありませんが、現在や1年後、2年後はともかく、じゃあ5年後あるいは10年後の会社や商店の経営はどうするの?

そんな「後継者問題」を抱えている経営者さんも多いような気がします。

今回ご紹介するお店もその中のひとつ。

ながらくこの地で和洋菓子職人としてお店をやってきましたが、お店を受け継ぐ予定の方はおらず、お店を閉めてしまったらそこでこの独特の味わいも途絶えてしまいます。

今のうちに十分堪能しておきたいお店が、今回ご紹介する和洋菓子の老舗「朝日屋」さんです。

和洋菓子の「朝日屋」さんといえば特徴的なのが、いわき市渡辺町のブルーベリーを使った夏の期間限定「ブルーベリー大福」

その独特の味わいはこの季節にピッタリな秀逸の一品です。

マッタリとした風味のこし餡にブルーベリーの粒自体を合わせたスッキリとした味わいは、「朝日屋」さんでしか味わえないオリジナルの美味しさ。

いわば、いちご大福のブルーベリーバージョン。

モッチリとした表面の餅もほどよい弾力で味わいがあり、ブルーベリーを合わせたこし餡との相性もバツグン。

なによりこの時期にはうれしいブルーベリーの酸味が効いた爽やかな味わいは、これまで味わったことのない清涼感に包まれています。

ブルーベリーそのものもかなり際立った味わいですが、そこにこし餡を合わせることでここまで調和がとれた美味しさが表現できるとはちょっと驚きです。

この美味しさはこし餡ベースの和菓子というより、ブルーベリーが合わさったことで和菓子と洋菓子のハイブリッドなスイーツ。

そんな印象を感じます。

そして、「ブルーベリー大福」は食べた人たちのハートをガッチリつかむことでしょう。

もうひとつ。

こちらもこの時期限定の「水まんじゅう」

見るからに涼しげな夏らしい和菓子です。

透き通るような透明感がこの時期には清涼感をもたらしてくれる、心憎い演出がうれしいですね。

しっかり冷やして口に運べば、そのツルんとした食感とやさしい甘さのこし餡がヒンヤリ冷たい心地よい瞬間に誘ってくれました。

この「水まんじゅう」、のど越しもまた格別。

口の中で粗めに砕いて飲み込めば、こし餡の風味の後に爽やかさだけが駆け抜けていきます。

「ブリーベリー大福」も「水まんじゅう」も老舗の和洋菓子店「朝日屋」さんらしい、どちらかといえば甘さ控えめの味わいが特徴です。

できることなら、いつまでも味わっていたい。

ただ、冒頭でもご案内しましたがお店を引き継ぐ予定の方はおりません。

いつまでもお元気で味わい深い和洋菓子を作り続けていただけたら何よりですが、いつかこの味わいが無くなってしまう前にしっかり堪能しておきたい!

そんな思いを胸に抱きながら、そう思わせるだけの美味しさが「朝日屋」さんにはあふれています。

そう、いつかその美味しさが思い出になる前に。

※8月5日から8月9日まではお休みとなります

和洋菓子「朝日屋」
住所:福島県いわき市金山町朝日台17
営業時間:9:00~15:30
    (無くなり次第終了)
定休日:火曜日・水曜日
お問い合わせはお控えください
※高齢の店主が一人で作っているため、生産量には限りがあります。

いわきのグルメを追い求める保険屋(いわき市)

福島県いわき市で保険屋を営む傍ら、本業そっちのけでいわきのグルメを追い求めるミドルエイジ。東日本大震災も新型コロナも乗り越えた「いわきの今」をお届けします。

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