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【厚木市】まるで北欧!森のパン屋さん『NoPell 』で過去イチおいしいパンに出会った

その写真が趣味の主婦ライター(厚木市)

こんにちは、そのです。今回は上古沢にある隠れ家的パン屋さん『ノペル ベーカリー(NoPell Bakery)』さんのご紹介です。隠れ家・・・といっても今では週2日の営業日には行列のできる人気店です。

行き方

上古沢の『宝増寺』のある通り。森の里方面から厚木方面へ向かった場合、宝増寺を過ぎたあたりの『森の里霊園』看板を左へ。『NoPell 』の看板が目印。

そしてすぐにまた左折。坂を登ると左手です。

ポイント毎に『NoPell 』の小さな看板があります。

看板の先におしゃれな建物が見えます。

OPENは火曜日・日曜日

〈火曜日〉サンドイッチday
ランチボックス(サンドイッチ、プチパン3個、ドリンク)¥1,000もあります。
〈日曜日〉バラエティ豊かなラインナップ

オープン時間前に行った時は整理券をもらいます。

入口の手洗いがなんともおしゃれ。

時間になると整理券順に一組ずつ店内へ入り、買い物が終わって反対側の出口から出ると、次が店内に入るというシステム。

手洗いと消毒を済ませ、いよいよ店内へ。

この日は日曜日。店頭に並んだバラエティ豊かなパンにテンション上がります!

一目惚れの『アボカドとなすのタルティーヌ(¥340)』と、見た目地味だけどリピート率の高いという『マカダミアホワイトチョコ(¥260)』をいただきました。

そして、こちらが看板商品の『プノス』

メインアイテム『プノス』

『プノス』とは、北欧で伝統的なお菓子でもある” デニッシュ” をオーナーが独自の発想でアレンジしたオリジナルパン。試作を重ねること一年、ノペルの看板商品です。おいしさのヒミツは3つのこだわりポイント。

ー こだわりポイント1 〈 素材 〉

  • 北海道産のバター、生クリームとコンデンスミルクを練り込んだ生地
  • 無添加・自然材料。砂糖だけでも6種類をブレンド
  • メープルのコクのある甘さとクルミの香ばしさのハーモニー

ー こだわりポイント2 〈 冷凍 〉

さらに、ルタオ(LeTAO)仕込みの冷凍へのこだわり。一番美味しい状態を冷凍することで、北海道や沖縄、どんなところへも安定した味を届けられる。

そのためプノスは「焼きたてより解凍したて」が一番おいしく作っているそうです。

むしろ焼き立ては未完成とのことで、驚くことに、火・日にお店で売られているプノスもわざわざ一度冷凍したものを解凍して店頭に出しているそうです。「一番おいしい」へのあくなき執念ですね!

ー こだわりポイント3 〈 口どけと余韻 〉

深い味わいと食べているうちに自然になくなっていくかんじ。そして風味の余韻を楽しむ。小麦自体の味を味わってほしいとのことです。

そんな小麦は、オーナー自身が惚れ込んだミルパワージャパンの秦野産小麦を使用。

プノスは『冷やして』『そのままで』『温めて』という3通りの食べ方で、それぞれの食感や風味を味わえるように作り上げているそうです。

ホール(¥1,200)
ハーフ( ¥600)

ホールは直径15センチほど。

袋を開けたとたん、あま〜い香りにやられます。こだわりの詰まった生地は口の中でほどけるように溶けていき、クルミのカリカリとした食感とのバランスが絶妙!本当においしいパンです!!

自家焙煎のコーヒーや自家製ドリンク

ドリンク担当の奥様のこだわりドリンクも楽しめます。

『旅するコンフィチュール』さんのコンフィチュールも販売しています。

『新生姜』と『4種のベリー』(各¥900)をいただきました。『新生姜』は爽やかな生姜の風味とほどよい辛味がクセになりそう。『4種のベリー』は濃厚で複雑、ジャムとは違い少し大人な味わいです。

テーマは『自然とふれあい共に暮らす』

上古沢の自然、そしてその自然を生かしたガーデンが本当に素敵なんです!

イメージは北欧やヨーロッパの山の中での暮らし。ここに誰もが訪れることができ、思い思いにパンとお菓子とコーヒーを楽しむことができる空間にしたかったそうです。

お母様がたまたま昔からガーデニングや北欧が好きだったり、奥様が花や木が好きだったということで、素晴らしいセンスのお庭です!

お母様の要望をDIYで形にするのはお父様らしく、手作りの外構エクステリアがとにかく素晴らしい。

さっきから素晴らしいとしか出てきませんが、家族それぞれが得意分野を活かしながら一つのものを創り上げるって本当に素晴らしいですね!

この先の竹林を抜けると『NoPell FARM』が出現!

なんと、ムーミンハウスが!これもお母様の要望を叶えたお父様の手作りだそうです。

お父さんスゴい!!

火曜日はランチボックスをここで広げるのもいいですね。

この日のランチボックスは、カスクート、プチパン3つに、ドリンクは奥様の手作りジンジャエールをチョイス。

パン屋はエリアの一部?

パン作りに一切の妥協を許さないストイックなオーナーですが、一方で「パン屋は一部でしかない」という。

というのも「個」ではなく「場」として広い視野で捉えているようで、七沢なども含め住んでいる人や土地を生かしながら、エリアとして盛り上げていきたいとのこと。パン屋の『NoPell 』はあくまでその一部としての立ち位置。ただ、『NoPell 』を窓口として移動販売やマルシェなどに積極的に参加しながら地域を広める活動をしているそうです。

コロナ禍でなかなか出店も難しいようですが、9/28(水)には水曜日のパンとコーヒーマルシェには出店が決まっているとのこと。

そうだったのかノペルのパン!

店頭販売のほかに、県内、都内、千葉などのお店の卸のパンもセミオーダーで数多く作っているそうです。

個人的にも、それとは知らずにノペルさんのパンを食べていたということが多かったのに驚きました。

福松旅館の『旅館DEバーガー』シリーズのバンズ。ツヤツヤで少し甘味のあるバンズがバーガーの味を引き立て病みつきの美味しさです!

玉川館の『はちみつバタートースト』のパンも後に知ったノペル製!外サク中フワのトーストの食感が今でも忘れられません。

2343フードラボの『デリプレート』の全粒粉クロワッサン。なに、このクロワッサンめちゃおいしい!と思ったらノペルさんでした!

バンクーバーコーヒーさんのフレンチトーストは食パンではなく、ノペルさんのブリオッシュを使っています。写真を見てるだけで美味しさがよみがえってきます。あ〜食べたい!

パン屋さんは子供のころからの夢

そして、こちらがオーナーの松村さんと奥様。

松村さんは子供の頃から「パン屋になる!」と決めていたとのこと。ただなぜそう思ったのかは覚えていないようです。でもそれってすごいですよね!子供の頃の自分の思いを疑わずそのまま真っ直ぐに進んでいったってことなんですね!

そんなオーナーのおいしいパン。そして、お父様のモノ作り、お母様のガーデニング、奥様の木や花の知識と自家製ドリンクと、家族それぞれの「好き」を持ち寄り一緒に創り上げた空間は、上古沢の地で北欧テイストが自然に融合した、まさに『自然とふれあい共に暮らす』が体現されたステキな場所でした。

ノペル ベーカリー(NoPell Bakery)
住所 / 神奈川県厚木市上古沢1190-2 地図
電話 / 046-216-9260
営業時間 / 火曜日:11時~17時
      日曜日:12時~17時
           ※ 売切れ次第終了
駐車場 / 6台

公式ホームページ
プノスのオンラインショップ 1個¥1,400(税込)
公式Instagram
公式Facebook
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写真が趣味の主婦ライター(厚木市)

主に、車で行ける郊外のカフェや穴場スポットを巡っています。スマホですが写真を撮ることが好きです。写真を通して、お店やその場所の持つ個性を表現できればなと思います。

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