Yahoo!ニュース

【スパイスカレー作り】黄色いご飯の炊き方

スパイスのともさんスパイス料理研究家

こんにちは!

スパイスのともさんです。

今回は、スパイスカレー屋さんでよく見かける、

『黄色いご飯の炊き方』です。

すごく本格的な感じがしますが、実は簡単です。

黄色の正体は、色付けのスパイスの

「サフラン」「ターメリック」

のどちらかです。

サフランの花
サフランの花

スパイスの「サフラン」は、サフランの花のめしべの部分です。

ターメリック
ターメリック

「ターメリック」は、ウコンの根っこを粉末にしたものです。

サフランで色付けしたご飯を、サフランライス。

ターメリックで色付けしたご飯を、ターメリックライス、といいます。

両者の違いをあげておきます。

①価格の違い

サフランはとても高価で、ホール1gで1000円以上します。

ターメリックは安価で、パウダーで100gで500円程度です。

約200倍の差があります!

②溶媒の違い

溶媒とは、溶かすもののことです。

サフランは、水溶性かつ脂溶性で水にも油にも溶けます。

ターメリックは、脂溶性で水には溶けず、油には溶けます。炊くときに一緒にバターをいれるのは、香りもそうですが、色素を満遍なく全体に行き渡らせるためでもあります。

③香りの違い

サフランは、花の一部分なので、とても上品な香りがします。

それに対してターメリックは、根っこなので、土っぽい香りがします。

見た目はあまり変わりませんが、炊き上がりの香りで差が生まれます。

ターメリックライスの場合、いい香りがする別のスパイスや、バターや調味料を一緒に炊いて、土臭さをマスキング工夫が必要です。

『ターメリックライス』の炊き方

今回は、炊飯器を使ったターメリックライスの作り方を紹介します。

〈ターメリックライス2合の炊き方〉

①米を研ぐ。

②規定量の水と、ターメリックを小さじ1/2を入れる。

③混ぜて均一にして、バター10gを入れる。

バターがなければ、マーガリンでもOK。
バターがなければ、マーガリンでもOK。

④炊飯器のスイッチを入れる。

これで、こんな黄色いご飯ができます!

アレンジとして、

・色を濃くしたければ、ターメリック小さじ1にする。

・バターを増やして、風味を増す。

・炊く前に、香りのスパイス(ホールのカルダモン2粒や、シナモン1本、クローブ3個、ローリエ1枚など)を入れて、香り付けをする。

・塩小さじ1/4を入れて、塩味をつける。

など、お好みで試してみてください。

最後に

料理の見た目は美味しさの一部です。

黄色は、食欲をそそるし、カレーともバランスがとりやすい色だと思います。

また、補色の関係にある紫や紺色は特に相性がいい色です。

副菜に、紫キャベツや紫玉ねぎのピクルスを乗せたり、盛り付ける皿を紺色にしたりすると、すごく華やかになりますよ。

是非お試しください!

スパイス料理研究家

元小学校の算数の先生のスパイス料理研究家です。スパイスカレーなどスパイス料理を中心に、様々な料理について、論理的なアプローチで美味しさを解明します。簡単にできるスパイス料理のレシピもどんどん紹介しています!

スパイスのともさんの最近の記事