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【定番収納グッズ】ニトリ、無印良品徹底比較!どちらを選ぶのが正解なの?

鈴木久美子片付け・収納専門家

こんにちは。片付け、収納の専門家、鈴木久美子です。私は普段、片付けや収納の改善に皆さんのご自宅をご訪問したり、オンラインでのアドバイスを行っています。その際に、必要な収納グッズなどをご提案させていただくのですが、必ずと言っていいほど、出てくる質問が、『ニトリと無印良品、どちらがいいですか?』という質問です。

そんなときは、両者どちらの特徴もお伝えして、お客様自身にお選びいただく事が多いです。今回は、ニトリと無印良品の3つの定番収納グッズを比較してご紹介します。どちらを選ぶかは皆さんのお好みで選んでくださいね。

ファイルケース(ニトリ)対 ファイルボックス(無印良品)

画像左:ファイルケース(ニトリ)349円、画像右、ファイルボックス(無印良品)390円
画像左:ファイルケース(ニトリ)349円、画像右、ファイルボックス(無印良品)390円

整理収納サポートの中で、最も使用する個数の多いのがファイルボックスです。ファイルボックスは書類整理に使うイメージですが、キッチン、洗面、リビング収納など様々な場所で活用できる便利な収納グッズです。100円ショップの物は、辺が斜めになっている点や、強度が弱いなどの点もあり、ご予算がある方は、ニトリか無印良品の物をおすすめしています。

実は、昔はニトリは若干サイズ感が小さく、ファイルが出し入れしにくかったり、無印良品は今よりももっと価格が高かったのです。現在は、ニトリのファイルケースもリニューアルされて、サイズ感もちょうどよくなりましたし、無印良品のファイルボックスはかなり値下げされて、あまり価格も変わらなくなってきました。

大きな違いは、色味が違う事。ニトリは真っ白なのに対して、無印良品はホワイトグレーです。お客様によってはこの色の違いを全く知らなかったという方も多いです。

無印良品のファイルボックスには組み合わせて使わるアイテムが多数ある
無印良品のファイルボックスには組み合わせて使わるアイテムが多数ある

また、無印良品はファイルボックスのバリエーションが非常に多く、高さがハーフの物や、横幅が、レギュラー、ワイド、などと3種類ある事により統一感のある収納を作りやすいです。

別売り品で、ファイルボックス専用のフタや、フタにつける事ができるキャスターもあり、すき間収納としても使えて便利です。

手前:ニトリ(両サイドにくぼみがある)
手前:ニトリ(両サイドにくぼみがある)

正面から見た感じは下の方に丸い穴があり、両者ほとんど同じですが、横のデザインが違います。ニトリは横面上部がくぼみがあるのに対して、無印良品は直線です。

書類を収納する事だけに特化すると、サイドのくぼみは指を入れやすいという点がメリットになりますが、デザイン的に直線が好みいう方もいるかと思います。

商品DATA:ファイルケース・レギュラー(ニトリ)サイズ:幅9.7×奥行32×高さ24cm 価格349円
    ファイルボックス・スタンダード(無印良品)サイズ:約幅10×奥行32×高さ24cm 価格390円

ソフトNインボックス(ニトリ)対 やわらかポリエチレン(無印良品)

画像左(ニトリ)ソフトN]インボックス・レギュラー:749円、画像右(無印良品)やわらかポリエチレンケース・大:790円
画像左(ニトリ)ソフトN]インボックス・レギュラー:749円、画像右(無印良品)やわらかポリエチレンケース・大:790円

直線的な収納ボックスが多い中、やわらかい素材で角が丸い収納ボックスがあります。無印良品では、やわからポリエチレン といい、ニトリではソフトNインボックスという名称です。

こちらもファイルボックスと同様、ニトリは真っ白なのに比べて、無印良品はホワイトグレーというカラーです。

また、選ぶ際に一番のポイントになるのはサイズ感です。

ニトリは、カラーボックスを基準としてレギュラータイプ、横ハーフ、縦ハーフなどのサイズ展開です。

画像左:ニトリ(横向きにも穴がある)、画像右:無印良品(横向きには穴がない)
画像左:ニトリ(横向きにも穴がある)、画像右:無印良品(横向きには穴がない)

一方、無印良品はカラーボックスにピッタリのサイズではないので、カラーボックスなどに使いたい人はニトリを選ぶのがおすすめです。カラーボックスに合わせて横向きに使用する際にもニトリは横に指をかける穴がありますが、無印良品にはありません。

最近はニトリでは別売りのハンドルも登場し、活用の幅が広がっています。

一方、無印良品は深型の高さ32cmと深い物や、丸い形のケースなども揃っているのが特徴です。

使用したい場所のサイズに合う物から選ぶのが一番いいかと思います。

画像左:ニトリ、画像右:無印良品
画像左:ニトリ、画像右:無印良品

最後に素材感を比較してみます。上の画像をご覧ください。左側がニトリで、右側は、無印良品です。同じ重さの本を載せて比較しましたが、ニトリの方がかなりやわらかいことが分かると思います。ただし、素材が厚くてしっかりしている方が勝ちかというとそうでもありません。ソフトな素材が特徴のケースですので、しっかりしている方が使いやすいのか、少しやわらかい方が使いやすいのかはお好みかと思います。

商品DATA: ソフトNインボックス・レギュラー(ニトリ)幅38.7×奥行26.5×高さ23.5cm
    やわらかポリエチレンケース・大(無印良品)約幅25.5×奥行36×高さ24cm

引出しNインボックス(ニトリ)対 ポリプロピレンケース引出式(無印良品)

ニトリと無印良品、引き出しやすさに大きな違いがある
ニトリと無印良品、引き出しやすさに大きな違いがある

前述でご紹介した2つのアイテムに関しては、両者引き分け、というか、どちらにも良さがあるな、と思いますが、ここで比較する引き出しケースに関しては、引き出しの引き出しやすさ、の観点では、無印良品の方が圧倒的になめらかに引き出しやすいです。画像ではうまく表現できないので、気になるかたは実物を店舗で確認してみて下さいね。

無印良品のPP引出しケースはサイズが豊富で1段ずつ購入できる
無印良品のPP引出しケースはサイズが豊富で1段ずつ購入できる

また、無印良品は1段ずつで購入できるので、スペースに合わせやすい点でも良いです。サイズバリエーションもかなり豊富で、深型、浅型、薄型の3種類の引き出しの高さがあり、横幅が半分のハーフタイプ、A4サイズが縦に入る物と、A4サイズが横向きにちょうど入る物があります。

引出し Nインボックス レギュラー 2段/引出し3個 (ニトリ):1,790円
引出し Nインボックス レギュラー 2段/引出し3個 (ニトリ):1,790円

1点だけ大きな違いは、サイズ感です。ニトリはカラーボックスのインナーケースとしてのサイズで作られていますので、カラーボックスに合わせて使いたいという人は、ニトリの引き出しケースだとピッタリと収まります。

総評

今回は、ニトリと無印良品の人気の定番収納グッズを詳しく比較してみました。どちらの商品も優劣つけがたい素晴らしいアイテムです。全体的に違うのがニトリは真っ白なシリーズなのに対し、無印良品はホワイトグレーと少し落ち着いた色味です。また素材感は無印良品の方が若干しっかりとしています。どちらを選ぶのかは皆さんのお好み次第なので、今回ご紹介した内容を参考に、ご自宅のあった収納グッズを選んでみて下さいね。

※記事内の価格は2023年1月現在、いずれも税込み価格です。

筆者:鈴木久美子(片付け・収納の専門家)
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級の資格を持ち、片付けや収納に悩む個人宅にご訪問し、片付けや収納の悩みを解決し、オンラインレッスンでも全国から依頼を受ける。TV、メディア出演多数。Instagram公式YouTubeチャンネルでは毎日の暮らしにちょっと役立つ情報を発信中。

片付け・収納専門家

整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリストの資格を保有し、片付け・収納の専門家として活動中。個人宅の片付け、収納のサポートを中心に、講座、記事執筆、Instagram、YouTubeなどで暮らしに役立つ情報を発信している。TV(NHKニュース7、ZIP、ラヴィット、ズームインサタデーなど)メディア出演多数。整理収納アドバイザー2級認定講師として整理収納アドバイザーの育成もしている。

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