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【相模原市】キーマカレーのダムカレーだと? JR相模湖駅前にある「かどや食堂」はマジでおすすめだ

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。

今回は神奈川県相模原市の「相模湖」周辺で新たに誕生している「相模ダムカレー」を紹介しましょう。これが想像以上にユニークでとても美味しいんです。

「相模湖」は昭和22年の相模ダムの完成により生まれ、昭和39年の東京オリンピックでカヌー競技の会場となって以来、カヌー・ボート競技のメッカとなったトコロ。

現在は、昭和レトロなスポットとしても注目が集まっています。

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さて、そんな相模湖の玄関口となるJR相模湖駅の目の前に可愛らしい食堂があります。この店の名は「かどや食堂」です。

和食を中心とした地元で愛されているお店で、地域の特産物を味わうことも出来ます。例えば、入り口に ”津久井在来大豆” って言葉が目に入りますよね。

津久井在来大豆
津久井在来大豆

津久井在来大豆とは…
(※上の写真は取材として、特別に撮らせて頂いたもの)

古くから緑区千木良周辺で栽培されてきた相模原市が誇る大豆で、生産量に限りがあり ”幻の大豆” とも呼ばれています。甘みが強く粒が大きいのが特徴となります。

同店では、そんな津久井在来大豆が新名物「相模ダムカレー」にも使われています。
(※相模ダムカレーは相模湖周辺の7店舗で各店の個性豊かな味わいで楽しめます)

ダムカレーとは?

ダムをモチーフにしたカレーのことで、ライスはダム部分の堰堤(えんてい)、カレーのルーは湖面(貯水池)を表現しているのが一般的。

ただ、特に定義などはありませんので、全国的にダムカレーは色々なタイプがあります。

とは言え…

この「かどや食堂」のダムカレーはキーマカレー!だから決壊しても大丈夫なダムというワケ。なんだか面白いでしょ。

そう!まさか、まさかのキーマカレーによるダムカレー。

ちなみに、湖面をイメージしたカレールーの上にはポテトと大豆(津久井在来大豆)。ポテトは観光船で、大豆は釣り船をイメージしているのだとか。その先にあるライスは堰堤、要するにダムで、唐揚げは大岩、パセリは山の緑かな。

そしてハムは?と聞いてみたら、ここは遊び心で ”顏のようにしてみた” という。

「えっ、顏?ダムとは関係ないのでは~」と突っ込みたくなるハムの使い方、ここにお店の方の人柄を感じます。

キーマカレーは、程よい酸味と優しい甘さと辛みのバランスが絶妙で、辛いのが苦手な子供もペロリと食べられそうな味わいと言えるでしょう。

一応、誤解ないように言っておきますが…

たっぷり玉ねぎ、トマトにトマトジュース、そして隠し味に季節の果物で口当たりの良さが特徴であって、決して甘口のカレーというワケではありません。だから、辛口が好きな方も満足できる旨みがギュッと詰まっています。

そこに津久井在来大豆の食感、そしてジューシーな唐揚げなどが加わります。味の好みは人それぞれですが、食べ応え抜群でレア感もあります。

そして、極めつけは手作りプリン。

同店の「ダムカレー」にはサラダ、味噌汁、プリン付き。このプリンはお土産用に買って帰っても良いほど食べやすい。

無駄な甘みは一切なく、カレーの後口にもサイコーです。

美味しい料理に、ホッとする人柄に癒される地元の食堂。今回はダムカレー目的の訪問でしたが、それ以上の魅力に満たされました。

相模湖の周辺では、現在7店舗が「相模ダムカレー」の提供を始めています。約252億円をかけた相模ダム大規模改修を機に始めたPRがキッカケだそうですが、各店で個性全開なんだとか。相模ダムカレー巡り、これは絶対に面白いに違いない。

※相模ダムカレーに関する詳細は ⇒ ぶらり相模湖(外部リンク)

キーマカレーの「ダムカレー」、なぜだか顔の形にもなっている…。考えれば考えるほどツボにハマります。

かどや食堂
住所:神奈川県相模原市緑区与瀬本町12
電話番号:042-684-2002
営業時間:11:30〜19:00
定休日:火曜日・最終週月曜日
公式ホームページ(外部リンク)
地図(外部リンク)
取材協力:かどや食堂

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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